お待たせしました!(え?待ってない?まあまあ)大道具&舞台美術編いってみよう!
今回は『いつの時代だったか…どこの国だったか…』なんですが。
演出さんのイメージは『ルネッサンス時代のイタリア』ということで。
その街並っぽい感じにしたいなあと。色彩は、ヴァンパイアの『黒』が映える、真逆の柔らかくて暖かいベージュで。
かつ、ヴァンパイアチームのお屋敷のときには廃墟みたいな感じに見えたらいいなと。
大道具案ができたらまずは模型を作って、ほんまにその感じでいけるかどうかチェック
今回は会場の天井の高さや客席との距離にもこだわって作りました~。(照明さんのためにも)
そしていよいよホンモノの大きさで。
まず、パネルを作り、新聞をペタペタと貼って、白いペンキを塗ります。
これで、土台完成
レンガの絵を描いて、色をつけます。柔らかい印象にしたくて、布に塗料を染み込ませてトントンたたいてみました。なので、手が……ゾンビ。
この作業、パネルが広大な草原のような気持ちになるんですね……何色か重ねていって陰影をつけました。←汚しを入れて完成
実物大の舞台セットです。ほぼイメージの通りですね。
そして、ある日の稽古中、演出さんが「ヴァンパイアの後ろに気持ち悪い絵があったらええなあ」とつぶやきはりました。舞美班(といっても独りだけど)「その夢、叶えましょう」ということで。
今回は「キャンバス風」に布に絵を描いてみました。
血の色を作って、これも布に塗料を染み込ませてぼだぼだと滴らせて……この作業、かなり気持ち悪かった。手は殺人犯みたいになるし……
シートは殺人現場みたいになるし……
←木枠に打ち付けて完成
血がしたたってるイメージで描いたので……かなり怖い絵になりました……とくに乾く前は生々しくて。
と。今日はこんなところで。
続きはまた……。
(by やぎ)