液漏れした電池を放っておくと、時計の故障の原因になります！

液漏れした電池を放っておくと、時計の故障の原因になります！

電池が切れて動かなくなった時計を、当分放っている…という方。
あまり少なくないのではないでしょうか？

電池は古くなると、中の溶液が漏れてくることがあります。
その溶液は、そのままにしておくと金属を腐食させてしまいます。

写真のムーブメントは、電池式の時計のものです。
何年かぶりに使おうと思って電池交換に来られたお客様の時計ですが、蓋を開けてみると電池は液漏れしていました。
分解してみると、電子回路の一部が腐食し、完全に壊れてしまっています。

こうなると電池交換だけでは動きません。
大きな修理が必要になります。

大切な時計を長くお使いいただくためにも、動かなくなった時計の電池交換は、できるだけ早めにされることをお勧めします。

また、中には「電池切れ予告機能」を備えた時計もあります。
秒針の動きが一定でなくなると、電池切れのサインです。
止まる前に、早めに電池交換に出して下さい。

時計修理技能士からのお願いです。


梶本時計店
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