50年以上前の掛け時計の、“新品”が出てきました②

50年近く前の掛け時計の、“新品”が出てきました。

スーパーエイトと一緒にでてきたのは、「愛知時計」のトランジスタ柱時計「AICHRON（アイクロン）」。
昭和40年代の製造と思われます。

1964年（昭和39年）から製造開始されたという“電気式トランジスタ掛時計”。
時計の主流が“ぜんまい巻きの機械式”から、現在の“クオーツ”に切り替わる間の数年間だけ製造された、とても希少な時計です。

「アイクロン」は電池でモーターを回して振り子を稼働させる、珍しい仕組みです。
SEIKOやNationalの、電磁石の力で振り子を動かす形式と比較すると、安定して稼働するため精度が高かったとも言われています。

こちらも外箱は傷んでいましたが、中の時計本体の状態はとても良好でした。
昭和レトロな雰囲気の掛け時計は、振り子のカチコチという音や、時報の鐘の音がとてもいい味を出しています。


梶本時計店
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