梶本時計店 【広島県呉市の時計・宝石・時計修理の専門店】

広島県呉市中通りの「時計・ジュエリー・アクセサリー・ブライダルリング」専門店 修理のできる時計店のスタッフブログです。

腕時計は、リュウズの取り扱いにご注意を!

2017-05-29 07:04:37 | 時計修理
「リュウズ」とは時計の側面に付いている、時刻調整をしたり、ぜんまいを巻くための“つまみ”のことです。
この「リュウズ」の取り扱いには、くれぐれもご注意下さい。

「リュウズが外れた。」
と、時計の修理の相談に来られる方が少なくありません。
しかしその大半は、ただ外れているのではありません。
リュウズとムーブメントを繋ぐ「巻き芯」という部品が、根元や途中で折れているケースが多いのです。

普通のリュウズは、時計のケースと防水用のゴムパッキンで密着してはいますが、固定はされていません。(ねじ込み式リュウズは除いて…)
リュウズを主に支えているのは、直径1mm前後の細い「巻き芯」です。

リュウズを手荒く扱ったり、ぶつけたりすると巻き芯が折れることがあります。
また、リュウズから水が入ってしまうと、巻き芯が錆びて弱くなり、折れやすくなります。

リュウズが大きくて丈夫そうな時計でも、中の巻き芯の太さ変わりません。
だからこそ、リュウズの取り扱いにはくれぐれもご注意下さい。

大切な時計を、長く愛用いただくために。
1級時計修理技能士からのお願いです。


梶本時計店
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定休日:火曜日
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