DAM LIFE

かまたけのダム訪問記

黒瀬ダム

2022-05-24 17:58:23 | 旅行

黒瀬ダムは、加茂川水系加茂川に建設された多目的ダムです。

加茂川は、四国の霊峰石鎚山にその源を発し、西条市内の沖積平野を北流し瀬戸内海にに注ぐ流域面積191.8㎢、流路延長約40㎞の県下有数の二級河川です。
 
黒瀬ダムは加茂川総合開発事業の一環として、洪水調節や農業用水などの不特定用水の供給及び工業用水の確保を目的に1964年から1972年にかけて建設されました。
 
県道12号西条久万線を南下し、黒瀬ダムを目指します。この日は、台風の影響で前日に大雨が降ったため放流しているだろうと踏んで訪問しました!
 
県道を走っていると、、、
 
出ました黒瀬ダムです!期待どおり吐いてくれてます!
 
ダム正面
 
1門からの放流ですが、迫力があります
 
減勢工
 
黒瀬ダムはスキージャンプ式の減勢方式を採用しているため放流した水がきれいな弧を描きます。
 
赤色のラジアルゲートが黒い堤体をより一層ひきたてています!
 
もっと近づいてみます。GoogleMapで何やら匂う道を発見!行ってみましょう
 
ダム正面②
 
おおぉ、、!! なんか感動(笑)こんな写真インターネットにもなかったのでカメラに収められて大満足!
 
ここまで来るともうびちゃびちゃ でも、訪問時は夏だったので気持ちよかった覚えがあります。
 
それにしても赤色のラジアルゲートは青空に生えますね!お気に入りの一枚です。
お目当ての放流を見られて大満足です!今度は2門の放流を見に来よっと。
 
【DAM SPEC】
河川名:加茂川水系加茂川
型式:重力式コンクリートダム
目的:F N I P
堤高/堤頂長:61.7m/207.7m
総貯水容量/有効貯水容量:36000千㎥/34000千㎥
ダム管理者:愛媛県
ダム湖名:黒瀬湖
 
 
 
 
 
 

見坂池

2022-05-24 15:22:22 | 旅行

見坂池は、吉野川水系宮川内谷川に建設された石積みの重力式コンクリートダムです。

竣工記念碑には『徳島縣営砂防堰堤築造ノ計画ヲ見ルニ至リ之ヲ貯水ニ利用スルコトハ一石二鳥ノ策ナリ』と記されており、もともと計画されていた砂防堰堤に貯水池としての機能を持たせたようです。施工は戦争の影響により人手不足と資材の高騰によって困難を極めたようですが、1946年に遂に完成し地域の農作物の生産の増加に寄与しました。のちに宮川内ダムが完成したことによりその役割を託すこととなりました。

宮川内ダムから下流に400mほど進んだところに竣工記念碑を見つけることができます。

 

竣工記念碑

だいぶ文字が削れてしまい、かろうじて読めるレベル。これは車だと見逃してしまいますね。

 

記念碑の脇を下りていくと、、、

見えてきました!石積みの重力式コンクリートダムです。石積みのダムを見るのはこれが初めてだったりして!

 

越流部

スリットがあって、角落としを落とせるようになっていたもよう。

 

貯水池

当たり前だけど水は全然ありません。現在は砂防堰堤としての役割しか持っていないようです。

 

ダム正面

きれいな石積みダムにうっとり 写真はありませんが副ダム(?)も石積みでした。

 

ダム全景

なかなかに薄い堤体ですね。こうして見ると砂防堰堤そのものです。

歴史の趣を感じる、そんなダムでした!

 

【DAM SPEC】

河川名:吉野川水系宮川内谷川

型式:重力式コンクリートダム

目的:F A

堤高/堤頂長:17m/58m

総貯水容量/有効貯水容量:55千㎥/55千㎥

ダム管理者:徳島県

ダム湖名:なし