昨日の朝日新聞東海版夕刊に個展のお知らせを掲載していただきました。
朝日新聞さまに取り上げて頂くことは初めてですので大変嬉しく思っております。
今回の個展について記者さんにいろいろとご質問いただきました。
せっかくですのでその回答をこちらに載せておきます。
作品を楽しんでいただく重要なエッセンスになっているかと思いますので、ぜひごらんくださいませ🌟
個展はいよいよ今週土曜日から始まります。
岐阜では3年ぶりとなる個展、ご高覧いただけましたら幸いです。
足立絵美展
―ポポトピア ノ オヤツ―
✳2019.9.14(土)-9.22(日)
無休
✳10時-18時
✳長江洞画廊
岐阜市小熊町2-22
TEL 058-262-0541
*****
・ポポトピアというのは、どのような世界ですか?
庭の片隅に捨てられたドロップ缶の中に広がる悠久の世界。
作品を観続けていく事で どんな世界か、どんなものたちがすみついているかを感じてもらえると思います。
・耳がチョウチョ(蛾?)のような人物や動物が描かれていますが、そのような理解でよいでしょうか?
蛾です。
鱗翅目の生き物たちは要らぬ言葉を神子たちの耳に入らぬように防いでくれています。
・作品の「Rainbowflake Strawberry mix」は、虹のかけらが入ったイチゴミルクみたいなイメージでしょうか?
虹に味はなく食紅みたいなものです。
ミルクは樹木から流れ出たもの、
イチゴはそのまま皆さまの知る限りのイチゴを思っていただいて構いません。
多くの人が色で味を想像します。
色は調味料でもあるのです。
ポポトピアで最高の調味料は虹の色なのです。
・作品の「kumosan lesson」の「kumosan」というのは、虫のクモのことでしょうか?
蜘蛛です。
蜘蛛は分類的に虫とは異なります。
正確には節足動物門鋏角亜門クモガタ綱クモ目に属する動物の総称です。
・「lesson」というのは、楽器を弾いていることでしょうか?
楽器自体のレッスンではなく、たばかるためのレッスンです。
ポポトピアの大事な教養のひとつに魔法のようにけむにまく。
ちょっとおかしいミラクルがエスプリなので
手始めに猿で試し中の図、となっています。
「kumosan lesson」
コメント
ドロップ缶の中に広がるポポトピア。
神子が不思議な不思議なフォークのギターを上手に弾く。
どうして音が出るのか誰も真似できません。
でもよく見ると細い弦があり蜘蛛さんが裏で糸を引いていました。
今日もそんなマヤカシ楽器を奏でて皆を魅了します。
ブーレット君、見様見真似で「おかしいなあ?鳴らない」
・操り人形も出るのでしょうか? どんな特徴がありますか?
パンタン(pantin、フランス語で操り人形の意味)は下に出ている紐を引くとそれに連動して、手足が動くしかけのある作品です。
日本画作品の中の神子を動かして遊ぶようなイメージで楽しんでもらえると思います。
このような作品を4点出品します。