ガラテヤ人への手紙 解説 2
口語訳聖書引用
パウロがガラテヤの諸教会に
紀元50年ごろに送っています。
○
ガラテヤ1章
「キリストの僕」
(ガラテヤ1:10)
「今わたしは,
人に喜ばれようとしているのか,
それとも,
神に喜ばれようとしているのか。
あるいは,
人の歓心を買おうと努めているのか。
もし,今もなお人の歓心を
買おうとしているとすれば,
わたしはキリストの僕ではあるまい。」
私たちが,
何を話し何を行動するかの基準は,
神に喜ばれるかどうかです。
○
ガラテヤ2章
キリストの十字架
(ガラテヤ2:20)
「私はキリストとともに
十字架につけられました。
もはや私が生きているのではなく,
キリストが私のうちに
生きておられるのです。
いま私が肉にあって
生きているのは,
私を愛し私のために
ご自身をお捨てになった
神の御子を信じる
信仰によっているのです。」
わたしたちは,キリストと共に死に,
キリストと共に生きるのです。
私たちの信仰であり,
行動となっていくべきです。
○
ガラテヤ3章
「大きな経験」
(ガラテヤ3:4)
「あれほどの
大きな経験をしたことは,
むだであったのか。
まさか,むだではあるまい。」
パウロは,
「私たちが主イエスに出会った体験,
救われた体験,
その体験を忘れていないか?
無駄になっていないか?」
と問いかけます。
わたしたちは,イエスに出会い,
信じることによって
救われたのです。
○
ガラテヤ4章
御子の霊 (聖霊)
イエス・キリストを信じる者には,
心のうちに聖霊を送ってくださいます。
○
「神に知られている」
(ガラテヤ4:9)
「 しかし,
今では神を知っているのに,
否,むしろ神に知られているのに,
どうして,あの無力で貧弱な,
もろもろの霊力に逆もどりして,
またもや,
新たにその奴隷になろうとするのか。」
私たちは,この世の力,
悪の力からの奴隷となってはいけません。
イエス・キリストの
僕となっているからです。
○
キリストを形作る
(ガラテヤ4:19)
「私の子どもたちよ。
あなたがたのうちに
キリストが形造られるまで,
私は再びあなたがたのために
産みの苦しみをしています。」
わたしたちは,
うちにあるキリストを形造ることが,
信仰の生活です。
○
ガラテヤ5章
「キリスト者の自由」
(ガラテヤ5:13)
「兄弟たちよ。
あなたがたが召されたのは,
実に,自由を得るためである。
ただ,その自由を,
肉の働く機会としないで,
愛をもって互に仕えなさい。」
わたしたちは,
イエス・キリストを信じることによって
自由にされました。
この自由を,人に仕え,
愛することを勧められています。
○
ガラテヤ6章
「自分自身の重荷」
(ガラテヤ6:5)
「人はそれぞれ,
自分自身の重荷を
負うべきである。」
自分自身の重荷は,
自分にあたえられた賜物でもあります。
この重荷,
また賜物を活かしていきたいものです。
○
(ガラテヤ6:15)
大事なことではありません。
大事なのは新しい創造です。」
イエス・キリストを信じる者は,
2018-04-12
2021-12-03 改定