哀歌 解説
(口語訳聖書 引用)
エルサレムがバビロンによって陥落します。
エレミヤが,エルサレムに嘆きます。
神のいつくしみでなぐさめを受けます。
○
哀歌の70人訳の聖書に序言があります。
「そしてイスラエルが捕囚となり,
エルサレムが荒廃させられたのち,
エレミヤは座して泣き,
エルサレム人に対する
この哀歌を歌い次のように言った。」
○
イスラエルの捕囚
(哀歌1:1)
「ああ,
むかしは,
民の満ちみちていたこの都,
国々の民のうちで
大いなる者であったこの町,
今は寂しいさまで座し,
やもめのようになった。
もろもろの町のうちで女王であった者,
今は奴隷となった。」
イスラエルが捕囚となります。
エレミヤは嘆きますが,
神からの慰めの言葉が与えられます。
○
主のいつくしみ
(哀歌3:22,23)
「主のいつくしみは絶えることがなく,
そのあわれみは尽きることがない。
これは朝ごとに新しく,
あなたの真実は大きい。」
○
主は恵み深い
(哀歌3:25,26)
「主はおのれを待ち望む者と,
おのれを尋ね求める者にむかって
恵みふかい。
主の救を静かに待ち望むことは,
良いことである。」
主のいつくしみは神の愛です。
新約聖書では
イエスの十字架の愛として表されます。
2023.8.11