ヨハネの黙示録(3)7章
天国に入る者 解説
ヨハネの黙示録 7章
天国に入る者
(黙示7:14)
「それから私が,
印を押された人々の数を聞くと,
イスラエルの子孫の
あらゆる部族の者が
印を押されていて,
十四万四千人であった。」
黙示7章は,劇の幕間のように,
黙示録の一つのテーマが
挿入されています。
黙示録7章では,
だれが天国に入っているかの啓示が
ヨハネに与えられました。
「14万4千人」は,
霊的なイスラエル,
すべての救われた者を
指しています。
天国に入る者(救われる者)とは,
「額に刻印」を受けている者,
「白い衣」を着ている者,
「命の水」を受けた者です。
☆
額の刻印
(黙示7:3 口語訳)
「わたしたちの神の僕らの額に,
わたしたちが
印をおしてしまうまでは,
地と海と木とを
そこなってはならない」。
(黙示7:3 新共同訳)
「我々が,
神の僕たちの額に刻印を
押してしまうまでは,
大地も海も木も
損なってはならない。」
「額の刻印」を押されるとは,
イエス・キリストを信じた者が,
神の所有となったということです。
☆
白い衣
(黙示7:9,10)
「この後,わたしが見ていると,
見よ,あらゆる国民,種族,
民族,言葉の違う民の中から
集まった,
だれにも
数えきれないほどの大群衆が,
白い衣を身に着け,
手になつめやしの枝を持ち,
玉座の前と小羊の前に立って,
大声でこう叫んだ。
『救いは,
玉座に座っておられる
わたしたちの神と,
小羊とのものである。』」
「白い衣」を着た者とは,
イエス・キリストを信じ,
キリストによって
十字架の贖いによって,
救われた者です。
☆
(黙示7:14b 口語訳)
「わたしは彼に答えた,
『わたしの主よ,
それはあなたがご存じです』。
すると,彼はわたしに言った,
『彼らは大きな患難を
とおってきた人たちであって,
その衣を小羊の血で洗い,
それを白くしたのである。』」
地上の生涯で,
イエス・キリストの血による
贖いの信仰を受け入れた者は,
天国に入れます。
☆
命の水
(黙示7:17 口語訳)
「御座の正面にいます小羊は
彼らの牧者となって,
いのちの水の泉に
導いて下さるであろう。
また神は,
彼らの目から涙をことごとく
ぬぐいとって下さるであろう」。
「命の水」を得ている者とは,
イエス・キリストを信じ
聖霊を受けた者です。
2018-10-06
2022-09-01 改定