二つの願い
(箴言30:7-9)
「二つのことをあなたにお願いします。
私が死なないうちに,
それをかなえてください。
不信実と偽りとを
私から遠ざけてください。
貧しさも富も私に与えず,
ただ,私に定められた分の食物で
私を養ってください。
私が食べ飽きて,
あなたを否み,
『主とはだれだ。』と言わないために。
また,私が貧しくて,
盗みをし,
私の神の御名を汚すことのないために。」
箴言30章は,アグルの言葉です。
アグルは誰であるかは,不明です。
ソロモンの友人であったのでは
ないかと考える人もいます。
この箴言は,アグルの2つの願いです。
アグルは2つのことを神に願います。
一つ目が,
「不信実と偽りとを
私から遠ざけてください」ということ。
詩編に同じような言葉があります。
(詩篇119:29)
「私から偽りの道を取り除いてください。
あなたのみおしえのとおりに,
私をあわれんでください。」
二つ目は,
「私に定められた分の食物で
私を養ってください」
ということです。
それは,神の御名があがめられる為です。
神の御名をあがめることの出来るために,
食物を与えてくださいと言うのが,
アグルの願いです。
イエスの教える
「主の祈り」のはじめに次のようです。
「だから,こう祈りなさい。
『天にいます私たちの父よ。
御名があがめられますように。』」
(マタイ6:9)
2015-05-25