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朝の光(聖書の言葉)

ホセア書 解説 重要  2018.5.21

ホセア書 解説





(口語訳聖書 引用)


ホセアは「愛の預言者」

と呼ばれています。


ホセアは,  

ユダの王ウジヤ,ヨタム,アハズ,

ヒゼキヤの時代,

イスラエルの

王ヤロブアム2世の時代から

北王国の滅亡(前722年)

の少し前まで,

30~40年にわたって

北イスラエルで

活躍した預言者です。


「ホセア」という名前は,

「救い」という意味です。


この名前は,

「ヨシュア」または「イエス」

とおなじ意味です。






愛の預言者ホセア


(ホセア1:1-3)


「ユダヤの王ウジヤ,ヨタム,
アハズ,ヒゼキヤの世,
イスラエルの王ヨアシの子
ヤラベアムの世に,
ベエリの子ホセアに
臨んだ主の言葉。
主が最初ホセアによって
語られた時,
主はホセアに言われた,
『行って,淫行の妻と,
淫行によって生れた子らを
受けいれよ。
この国は主にそむいて,
はなはだしい淫行を
なしているからである』。
そこで彼は
行ってデブライムの
娘ゴメルをめとった。
彼女はみごもって
男の子を産んだ。」


ホセア記は大きく2つの部分に

分ける事ができます。


ホセア1-3章は姦淫の妻と

誠実な夫の物語を記録しています。


偶像崇拝におぼれ,

神に不誠実なイスラエルを

象徴しています。


次にホセア4ー14章までは,

イスラエル,

特にサマリアに対する,

偶像崇拝の結果の裁きの預言と,

その後に来る復興を

預言しています。






すべての民を含む


(ホセア1:10,11)

「しかしイスラエルの人々の数は
海の砂のように量ることも,
数えることも
できないほどになって,
さきに彼らが
『あなたがたは,
わたしの民ではない』と
言われたその所で,
『あなたがたは
生ける神の子である』と
言われるようになる。
そしてユダの人々と
イスラエルの人々は共に集まり,
ひとりの長を立てて,
その地からのぼって来る。
エズレルの日は
大いなるものとなる。」


ここで,神の国には

すべての民族を含むことを

預言します。






主を知る ,  神の愛


(ホセア2:19,20)

「またわたしは永遠に
あなたとちぎりを結ぶ。
すなわち正義と,
公平と,いつくしみと,
あわれみとをもってちぎりを結ぶ。
わたしは真実をもって,
あなたとちぎりを結ぶ。
そして
あなたは主を知るであろう。」



(ホセア2:19,20新改訳)

「わたしはあなたと
永遠に契りを結ぶ。
正義と公義と,
恵みとあわれみをもって,
契りを結ぶ。
わたしは真実をもって
あなたと契りを結ぶ。
このとき,
あなたは主を知ろう。」


ここで,神のイスラエルへの

深い愛が記されています。


ここでの「恵み(ヘセド)」とは,

「契約に基づいた愛」

を表しています。


「あわれみ(ラハブ)」は,

「弱者や子どもに対する

いとしい心,慈愛,愛」

を表す言葉です。


神は,

イスラエルと永遠の契約を

結ぶといいます。






異邦人の救い


(ホセア2:23)

「わたしは
わたしのために彼を地にまき,
あわれまれぬ者をあわれみ,
わたしの民でない者に向かって,
『あなたはわたしの民である』
と言い,
彼は『あなたはわたしの神である』
と言う」。


異邦人の救いの預言です。


ローマ書に引用されています。


(ローマ9:25口語訳)

「それは,
ホセアの書でも
言われているとおりである,
『わたしは,
わたしの民でない者を,
わたしの民と呼び,
愛されなかった者を,
愛される者と呼ぶであろう。
あなたがたは
わたしの民ではないと,
彼らに言ったその場所で,
彼らは生ける神の子らであると,
呼ばれるであろう』」。





神の愛による回復 


(ホセア3:1 口語訳)

「主はわたしに言われた,
『あなたは再び行って,
イスラエルの人々が
他の神々に転じて,
干ぶどうの菓子を
愛するにもかかわらず,
主がこれを愛せられるように,
姦夫に愛せられる女,
姦淫を行う女を愛せよ』と。」


「ホセア」という名前は,

「救い」という意味です。


この名前は,

「ヨシュア」または

「イエス」とおなじ意味です。


ホセアは,

紀元前8世紀にあらわれた

預言者です。


北の王国,イスラエルが

滅びる前に現れた預言者でした。


ホセアとホセアの妻

ゴメルとの関係は,

神とイスラエルの民との関係を

表わしています。


神は堕落した者を赦し,

自分のもとに帰そうとします。


神の姿を,

ホセアは自分の生活で示しました。


ホセアは,

罪を赦すイエス・キリストを

預言しています。


夫であるホセアは,

主イエス・キリストをあらわし,

妻のゴメルは

偶像崇拝(姦淫する)する

北イスラエル(わたしたち)

をあらわしています。


☆彡


(ホセア3:1-5)

「主は私に仰せられた。
『再び行って,
夫に愛されていながら
姦通している女を愛せよ。
ちょうど,ほかの神々に向かい,
干しぶどうの菓子を
愛しているイスラエルの人々を
主が愛しておられるように。』
そこで,私は銀十五シェケルと
大麦一ホメル半で
彼女を買い取った。
私は彼女に言った。
『これから長く,
私のところにとどまって,
もう姦淫をしたり,
ほかの男と
通じたりしてはならない。
私も,あなたにそうしよう。』
それは,イスラエル人は長い間,
王もなく,首長もなく,
いけにえも,石の柱も,
エポデも,
テラフィムもなく過ごすからだ。
その後,
イスラエル人は帰って来て,
彼らの神,主と,
彼らの王ダビデを尋ね求め,
終わりの日に,
おののきながら
主とその恵みに来よう。」




彼女を買い取る


(ホセア3:1,2)

「 主はわたしに言われた,
『あなたは再び行って,
イスラエルの人々が
他の神々に転じて,
干ぶどうの菓子を
愛するにもかかわらず,
主がこれを愛せられるように,
姦夫に愛せられる女,
姦淫を行う女を愛せよ』と。
そこでわたしは
銀十五シケルと
大麦一ホメル半とをもって
彼女を買い取った。」


ホセアは,奴隷状態となった妻を

買い戻します。


ホセアは妻のゴエルを愛しました。


ホセアとゴメルの関係は,

神とイスラエルの民との関係です。


「銀十五シケルと大麦一ホメル半」

とは,出エジプト21:32に

記されている,

奴隷の贖いの金です。




イスラエルの罪


(ホセア4:1-3)

「イスラエルの人々よ,
主の言葉を聞け。
主はこの地に住む者と争われる。
この地には真実がなく,
愛情がなく,
また神を知ることも
ないからである。
ただのろいと,
偽りと,人殺しと,盗みと,
姦淫することのみで,
人々は皆荒れ狂い,
殺害に殺害が続いている。
それゆえ,この地は嘆き,
これに住む者はみな,
野の獣も空の鳥も共に衰え,
海の魚さえも絶えはてる。」


ホセア書の後半,

ホセア4:1-14:9は

イスラエル,

特にサマリアに対する,

偶像崇拝の結果の裁きの預言と,

その後に来る復興の預言が

記録されています。


北イスラエルの信仰は

積極的な偶像礼拝をおこないます。


ヤロブアム2世のころ,

北イスラエルは

国家として栄えましたが,

偶像礼拝に陥っていました。


そこで神は,

ホセアという預言者を

遣わしました。




「主を捜し求めよう。」


(ホセア5:15)

「わたしは彼らがその罪を認めて,
わが顔をたずね求めるまで,
わたしの所に帰っていよう。
彼らは悩みによって,
わたしを尋ね求めて言う。」


ホセアは,イスラエルの民に

「苦しみながら,

わたし(主)を捜し求めよう」

と言います。




三日目の復活 


(ホセア6:2)

「主は,
ふつかの後,
わたしたちを生かし,
三日目に
わたしたちを立たせられる。」


ホセアに与えられた預言です。


ホセアの信仰は,

復活の信仰に至ります。


☆彡


(ホセア6;1-3 口語訳)

「さあ,わたしたちは主に帰ろう。
主はわたしたちをかき裂かれたが,
またいやし,
わたしたちを打たれたが,
また包んでくださるからだ。
主は,ふつかの後,
わたしたちを生かし,
三日目に
わたしたちを立たせられる。
わたしたちはみ前で生きる。
わたしたちは主を知ろう,
せつに主を知ることを求めよう。
主はあしたの光のように
必ず現れいで,
冬の雨のように,
わたしたちに臨み,
春の雨のように地を潤される」。


ヤロブアム2世のころ,

北イスラエルは

国家として栄えました。


しかし,民は偶像礼拝をし,

また霊的な飢えがありました。


そこで,神はホセアを送りました。


この預言は,

イエス・キリストの復活によって

成し遂げられます。


(1コリント15:20-22)

 口語訳

「しかし事実,
キリストは眠っている者の
初穂として,
死人の中から
よみがえったのである。
それは,
死がひとりの人によって
きたのだから,
死人の復活もまた,
ひとりの人によって
こなければならない。
アダムにあってすべての人が
死んでいるのと同じように,
キリストにあって
すべての人が
生かされるのである。」




主を知ること


(ホセア6:3)

「わたしたちは主を知ろう,
せつに主を知ることを求めよう。
主はあしたの光のように
必ず現れいで,
冬の雨のように,
わたしたちに臨み,
春の雨のように地を潤される」。


「知る」とは,

「アダムがその妻エバを知った」

(創世記4:1)

とあるような夫婦関係の人格的な

交わりを意味します。




♪「私たちは知ろう」

(ワーシップ)

「私たちは知ろう 
主を知ることを 
せつに追い求め
主は暁の 光りのように 
確かにあらわれ
大雨のように 
わたしたちのところに来て
後の雨のように 
地を潤(うるお)される」

 


神を知る


(ホセア6:6)

「わたしはいつくしみを喜び,
犠牲を喜ばない。
燔祭よりも
むしろ神を知ることを喜ぶ。」


「いつくしみ」の原語には,

「忠実,愛,

いつくしみ,あわれみ」

などの意味があります。


新約聖書では

「あわれみ」となります。


イエスはこの句を引用して,

次のように話されました。


(マタイ9:13)

「『わたしが好むのは,
あわれみであって,
いけにえではない』
とはどういう意味か,
学んできなさい。
わたしがきたのは,
義人を招くためではなく,
罪人を招くためである」。



(ホセア6:6新共同訳)

「わたしが喜ぶのは
愛であっていけにえではなく
神を知ることであって
焼き尽くす献げ物ではない。」





エジプトから呼び出す


(ホセア11:1)

「わたしはイスラエルの幼い時,
これを愛した。
わたしはわが子を
エジプトから呼び出した。」


神は,エジプトの奴隷の状態から,

モーセとイスラエルの民を

救いますした。


イエスの誕生の時,

ヘロデ王からのがれるため

エジプトに逃げて生きます。


そこからイスラエルに戻った時,

ホセアの言葉を

マタイは思い出します。


(マタイ2:15)

「 ヘロデが死ぬまでそこにいた。
これは,主が預言者を通して,
『わたしはエジプトから,
わたしの子を呼び出した。』
と言われた事が
成就するためであった。」


☆彡


(ホセア11:1-3口語訳)

「わたしはイスラエルの幼い時,
これを愛した。
わたしは
わが子をエジプトから呼び出した。
わたしが呼ばわるにしたがって,
彼らは
いよいよわたしから遠ざかり,
もろもろのバアルに犠牲をささげ,
刻んだ像に香をたいた。
わたしはエフライムに
歩むことを教え,
彼らをわたしの腕にいだいた。
しかし彼らはわたしに
いやされた事を知らなかった。」


ここに,

神の愛があらわされています。




主に立ちかえる


(ホセア14:1)

「イスラエルよ。
あなたの神,主に立ち返れ。
あなたの不義が
つまずきのもとであったからだ。」



「イェスは汝(なれ)を呼び給う」

(新聖歌 176) 

1.
イエスは汝(なれ)を呼び給う  
いと 物静かに      
愛の神の許(もと)より  
などて去りしと          

 (くり返し)
帰れや  帰れや  
帰れやと  主は今呼び給う

 2.
イエスは罪に苦しむ  
汝(な)がみを  今呼ぶ
重き荷をば下ろして  
安き得よやと

 (くり返し)

3.
イエスは尚(なお)も忍びて  
汝(な)がみを待つなり
来たれ罪と汚(けが)れの  
有(あ)らば有るまま

 (くり返し)

 4.
招(まね)く声に従い  
直(ただ)ちに立って行け
後にならば無駄なり  
悔(く)いの涙も              

 (くり返し)




救いと祝福の預言


(ホセア14:4-6)

「わたしは彼らのそむきをいやし,
喜んでこれを愛する。
わたしの怒りは
彼らを離れ去ったからである。
わたしは
イスラエルに対しては
露のようになる。
彼はゆりのように花咲き,
ポプラのように根を張り,
その枝は茂りひろがり,
その麗しさはオリブの木のように,
そのかんばしさは
レバノンのようになる。」





自然界の回復


(ホセア14:5-8)

「わたしは
イスラエルに対しては
露のようになる。
彼はゆりのように花咲き,
ポプラのように根を張り,
その枝は茂りひろがり,
その麗しさはオリブの木のように,
そのかんばしさは
レバノンのようになる。
彼らは帰って来て,
わが陰に住み,園のように栄え,
ぶどうの木のように花咲き,
そのかんばしさは
レバノンの酒のようになる。
エフライムよ,
わたしは偶像と
なんの係わりがあろうか。
あなたに答え,
あなたを顧みる者はわたしである。
わたしは緑のいとすぎのようだ。
あなたはわたしから実を得る。」


ここで,

自然界に現れる祝福が

あらわされています。


主と主の民との回復が,

自然界の回復で表わされています。


イスラエルの回復は,

キリストの王国の実現となります。




♪ 「罪咎(とが)を許され」
 
(新聖歌263) 

1.

罪 咎(とが)を赦され  

神の子とせられ     

大いなる喜び  

我にあり
                                                           
(折り返し) 

麗(うるわ)しき笑顔と

力 有(あ)る

御手(みて)もて     

常に導き給(たも)う  

イエス君の

愛の深さ広さ  

我 歌わん

 

2.

我が心は深き  

感謝に 満ち溢(あふ)れ

新たなる誉(ほ)め歌  常にあり

 (折り返し)

 

3.

今 常世(とこよ)の岩に  

支(ささ)えらるる身は

陰府(よみ)をも 死をも  

何(な)ど  恐るべき  

 (折り返し)

 
4.

我 世に在(あ)る限り  

イエスを誉(ほ)め歌わん

天(あま)つ国に行かば  

尚(なお) 歌わん        

 (折り返し)




2018-05-21 





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