上勇知通信

夏の思い出

北海道開拓使の中での上勇知の歴史 ・・ 調査途中

2019-10-17 17:24:50 | 日記
上勇知滞在中に入植の歴史を調べ始めたが、なかなか前へ進めないまま今年の分は終了となった。

北海道150年の歴史を紐解くとき、明治時代の入植の歴史が重要な部分であるが、今まで体系的に調べられたことはなさそうである。
昨年滞在の陸別などは、関翁が新しい土地として体系的に開拓された歴史は、特定地域として正確に残されているが、宗谷地区は北のはずれで、当時は密林への分け入りで入植されたこともあるためか、正確に調べた記録としては少ないようである。又、各地域での綿密な調査が入っておらず、市町村間での連携もあまりなされていないためか、入植者の歴史は消えつつある。

今NHKなどで『有名スターのルーツ探し』や、『お名前調査』などの番組があるが、道内は明治以降移り住まれた方が殆どであり、入植された方のルーツを、いま辿っておかないと、歴史は消えてしまう可能性がある。

開道から150年。渡り住んだ方の歴史が少しでも判ればとの思いで・・
地名からも、中頓別にある『岩手』という地名や、天塩中川の旧の駅名『ポンピラ』も四国からの移住者からとも聞いており、調査すべきことはたくさんあるが、スポットの情報を繋ぎ合わせる事も重要なのであろう。

さらには、鉄道の施設や、明治41年の青函連絡船の運航開始など、移住を促進させたと思われるイベントが多々あり、これらとの関連を知る事も必要かと思われる。

上勇知も浜勇知、下勇知からの進展、兜沼からの入植者。さらには抜海、更喜苫内経由の方もおられ、ニシンなどの漁業とのつながり、恵北近くの増幌では、明治中期、福沢諭吉の娘婿が係わった『福沢農場』での酪農の展開との係りなども知りたい所である。

北海道命名150年記念として、道として総力をあげて調査をお願いしたい所である。

以下、色々な所から集めて来た資料をプレゼンの形でまとめてみた。
特にNHKの朝ドラ『なっちゃん』の放送が終了した所であるが、この草刈正雄演じる、お爺ちゃんの時代が、北海道の基盤を作ったのは間違いない。
モデルとなった方が、上勇知の初期入植者のご出身と重なる所も、なにかひかれる所がある。

とりあえずまとめを、ここに残しておきたい。
注**資料作成にあたっては、勝手な引用箇所があるので、再引用はご注意ください。