悔しさを糧に強い心を持ち続け、長年、第一線で活躍してきたのが相手先発の涌井だ。この日もそうだ。初回に1点を失うと、3回は5本の長短打で4失点。4回にも連打で1失点と、先発らしい仕事は全くと言っていいほどできていなかった。
球数も4回を終えた時点で110球と、いつ降板を命じられてもおかしくない状況だった。にもかかわらずマウンドに送り出されて、しっかり5回を投げきって勝利投手となった。続投の背景には「自軍がリードしていた試合展開」「積み重ねてきた実績」があったことは容易に想像が付く。
しかし、5回の投球を思い出してほしい。涌井は最後の力を振り絞り、5番明石から始まるホークス打線を14球で三者凡退に仕留めてみせた。ここに、プロ通算136勝目を手にした男の意地を感じた。降板後、ベンチの後列に腰を下ろし、戦況を見守っていた笠谷には涌井の姿、投球がどう映っていただろうか。相手を見て学ぶことも、プロで生き抜く大事な要素だ。 (石田泰隆)
西日本スポーツ
6失点 この結果はもちろんダメ
それが分かっているから、降板後 ベンチでもちーんとしてましたね。
まあ最近は良い成績で降板しても、イタズラが少なくなった気がします。(^^)
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