「交流戦で最も投げた男」となった。先発・涌井が7イニングを5安打1失点と力投。2005年から始まった交流戦の歴史で、右腕の投球回は計441イニングに到達。ヤクルト・石川の440イニング2/3を超え、歴代トップとなった。 「課題はいつも立ち上がり。テンポよくいけて、すんなりゲーム自体は入っていけました」と初回は12球で三者凡退。得点圏に走者を背負った3回1死一、三塁では中川の投ゴロで併殺を狙ったが、ボールが自身のグラブからこぼれ、なんとか三走・頓宮を三本間で挟殺。続く2死一、二塁では西野を149キロの直球で見逃し三振を奪い、切り抜けた。 「ゲーム展開を見ると簡単に先頭を出してはいけなかった」と振り返ったのは、1点リードで迎えた6回。中川、西野の連打で無死一、三塁。太田の犠飛で追いつかれたが、1点
のみにとどめた。球場のスピードガンでは今季最速の150キロを計測。今季最多の7イニングを86球で投げ切った。 イニング数の積み重ねは、20年間のキャリアでセ、パ両リーグの打者を幾度も封じてきた証し。交流戦の通算成績は72試合で26勝24敗。勝てばソフトバンク・和田に並ぶ歴代2位だったが、27勝目は次戦以降に持ち越しとなった。
中日スポーツ
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