11月2日に発表される、投手の最大の栄誉・沢村賞レースで、ダルビッシュを抑えて最有力候補にあがっている。

日本のプロ野球創成期に活躍した不世出の大投手・沢村栄治氏を記念して制定されただけに、条件は厳しい。「セ、パ両リーグの優秀な先発、完投型の本格派投手を対象とする。(1)15勝以上(2)奪三振150以上(3)完投試合10以上(4)防御率2.50以下(5)投球回数200イニング以上(6)登板回数25以上(7)勝率6割以上」などを基準としている。
16勝で最多勝のタイトルを獲得した涌井は全部クリア。防御率2.30、完投11、奪三振199、勝率7割2分7厘、投球イニング211回2/3、登板試合27の成績だ。ダルビッシュ超えで涌井が沢村賞を初受賞すれば、菊池にとっても最大の目標になるだろう。日本球界のエースになってからメジャーに挑んだ松坂も、2001年に獲得している投手最大の勲章なのだから。
yahooニュース配信元:夕刊フジ 涌画像付き