右広背筋肉離れで14日に出場選手登録を抹消された中日の涌井秀章投手(38)が16日、ナゴヤ球場で取材に応じ「(シーズン)終盤に力になれるように。自分でも早く復帰したいですし、早いに越したことはないです」と長期離脱をにおわせた上で復帰へ向けて言葉に力を込めた。
13日の阪神戦(バンテリン)に先発し、1回を三者凡退に抑えるも、2回の投球練習で1球を投じたところで緊急降板した。「1回にはもうやっていて、先に大塚さん(投手コーチ)には話して2回も投げるつもりで上がりましたが、大塚さんからやめておこうと」と振り返った。
移籍2年目の今季、先発ではチーム2番目に多い14試合に登板して2勝5敗、防御率3・04。5月7日の巨人戦(同)から7戦連続で6イニング以上を投げ、2失点以下を記録するなど先発ローテを支えていたが「先発は勝たせるのが仕事。これは先発陣みんなが思っていることですが、6回2失点で満足はしていないです」と話す。
広背筋の肉離れは患部の状態により前後するものの、実戦復帰までは一般的に1カ月以上は要する。14日にはすでにバンテリンドームナゴヤで体を動かしていたという涌井は「戻ったときに今まで以上の投球をできるように、しっかりリハビリして、トレーニングします」。勝負どころでの復帰を見据え、前を向く。
中日スポーツ
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