「どこまで投げるか、中継ぎはどこで誰に投げさせるかも決めていい」と、この日は落合投手コーチから“采配”を託された。6回に2点を勝ち越され「代わります」と伝えたが、その裏に味方が同点に追いつき続投。終盤は落合コーチに「ここまで来たら、代わるな」と背中を押された。「円陣とかで、自分のことを言ってくれてうれしかった」と味方の声にも励まされ、7回以降は一人の走者も許さなかった。
次回は11日の日本ハムとのCS第1ステージ2戦目(札幌D)に中4日で登板予定だったが、落合投手コーチは「白紙に戻す」と3戦目に変更する可能性も示唆。
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『ロッテ涌井「自信がある」最多勝弾みに 再び中4日でCS第2戦へ 』
個人タイトルだけを優先したわけではない。伊東監督は「最後にワクが勝って終われたのは、次につながる」。エースの最多勝獲得はチームの願いでもあった。試合中もベンチ内では「何としても勝ちをつけるぞ!」と声が飛び交い、CSを前にチームの結束力はさらに強くなった。
≪6年ぶり3度目 2球団では7人目≫涌井(ロ)が今季15勝目。大谷(日)の勝ち星に並び、西武時代の07、09年以来自身3度目の最多勝に輝いた。同タイトルを3度以上は、スタルヒン(巨、大映)の6度を筆頭に史上13人目。また、2球団での獲得は、スタルヒン、別所毅彦(南海、巨)、川崎徳次(巨、西鉄)、金田留広(東映、ロ)、岩隈久志(近鉄、楽)、グライシンガー(ヤ、巨)に次ぎ7人目だ。
スポニチ 「涌井はプレゼントされた15勝目のウイニングボールを惜しげもなくスタンドに投げ込む」涌画像付き
『ロッテ涌井最多勝!執念で大谷に並んだ』
タイトルを諦め、10日のCSファーストS第1戦の先発に回るプランもあった。一度はその案に対し、伊東監督に「分かりました」と返事した。だが、「やっぱり行かせてください」と、この日の先発を志願。西武時代の07、09年と2度の最多勝を獲得。その後、抑え転向を経て、先発機会を求めてFA移籍した右腕は、復活の2文字を証明するため、勲章にこだわった。
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『ロッテ・涌井、大谷に並んだ15勝で最多勝「先発投手の栄冠です」』
2007、09年に続き自身3度目の最多勝を獲得した。「先発投手の栄冠ですね。久しぶりにうれしいです」と喜んだ。
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『涌井、執念の最多勝=5日後にCS控え、137球-プロ野球・ロッテ』
伊東監督は1-3とリードを許した六回で降板させるつもりだった。だが七回に打線が追い付くと続投させた。延長十一回に6点を勝ち越し、ようやく涌井はマウンドから降りた。
CSへの影響を問われた涌井は、「全然。まだまだ投げられた」とけむに巻き、伊東監督は「代われと言っても代わる選手じゃない。執念を見せてくれた」と苦笑いを浮かべた。
CSでの登板については、伊東監督は「今のところ予定通りだけど、あすの疲労度も見ながら」と変更にも含みを持たせた。
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『最多勝のロッテ涌井「CSでもしっかり投げる」』
137球を投げた。試合中も、味方の野手から励まされ続けたという。次は、10日から日本ハムとのCS第1ステージ。球数が多かったことで、影響を心配する声も出かねないが、「今日、投げても投げなくても、CSでもしっかり投げるつもりでいた。チームは勢いがある。勝ち抜ける自信はあります」と力強く話した。
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励まされ続け←ありがたいよね~
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