自己最速タイ152キロ
出るですよ まだ
敗けた事? 反省したら忘れましょう

中日の涌井秀章投手(36)が17日の阪神戦に先発し、6回3失点で降板。先発としてクオリティスタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成しながらも敗戦投手となり、これで1勝5敗。
セ・リーグ全球団から黒星を付けられ、5敗はリーグワーストとなった。
3回までは完全ペースで進めたが、4回に島田に押し出し四球を与えると、5回にはノイジーに適時打、6回には木浪に犠飛。4回は3連続四球、5回は3連打と、ともに2死からの失点でリズムを崩した。
涌井は、打者2巡目から別人になった4回以降を振り返り、「2死からの点の取られ方が良くなかった」とうなだれた。本拠地での初勝利は次回以降にお預けとなった。
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試合後、立浪監督は「野球は2死からというんですけど、今日は阪神と同じようなヒット数で。2死からつながったか、つながっていないか。やっぱり隙を与えて走られたりね。後は、ミスもあったり、そこの差が勝ち負けにつながっているのかなと思います」と、2死から得点を奪った阪神と、奪えなかった中日の差を嘆いた。
また、自己最速タイの152キロを出した涌井については「立ち上がり、非常にボールが良かったですね。最近、やられていたんで立ち上がりから飛ばしていたと思うけど、衰えは全然感じない」と快発進を振り返りつつも、「どうしても先に点をやってはいけないという、ちょっと先発投手にプレッシャーがかかっていると思うので。若い選手がたくさん出ていますけど、そこそこヒットは出ても、ここで1本というのが、課題ではあります」と打線が得点を奪えず、先発投手に負担を掛けていることを申し訳なさそうに話した。
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涌井は阪神とは相性が悪く、13年から4連敗中。今季初対戦となった3日の同戦も、5回4失点(自責点3)で勝敗は付かなかった。阪神戦の勝利は西武時代の10年6月9日に完投して以来、遠ざかっており、またも白星はお預けとなった。
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