
オークスは桜花賞組が強いとみて桜花賞上位馬中心の組み立て。この最初のベクトルがそもそもの間違い。1着2着馬は桜花賞別路線、それも前走が重賞ではなくリステッドを勝ち上がってきた馬達。入口が間違っていたら当たり馬券に行きつくのは遥か遠い。
ダービーは前日のオッズとおり無敗の皐月賞馬対皐月賞上位馬の構造なのか、それとも別路線組の馬券圏内もあるのか。そこの最初の考え方が重要だ。今回こそ皐月賞組中心に、さらに3強だけではなく皐月賞を大敗した馬からも穴馬を取りあげたい。
確かにサートゥルナーリアは強いのだろう。ただ皐月賞の上位3頭の着差は僅か。単勝1倍台の完全1本かぶりまでの信頼があるものなのか。完全テン乗りでのダービー勝利は60年以上遡らないといけないという現実。そもそも短期免許で来日した若者が、何年もダービージョッキーになることを夢見て頑張っている日本の騎手を差し置いてさっくりダービーを勝っていいものなのか。ダービーはそんなに甘いものでないのではないか。ダービーには魔物が棲んでいる(はず)。
◎ダノンキングリー
距離が長いのではないかとの不安説。オークスの勝ち馬だってディープ×ストームキャット。この馬の逆転ポイントはその瞬発力だ。共同通信杯で後のNHKマイルC馬を並ぶ間もなく交わした鬼脚がこの早い馬場では一番の強みになる。鞍上も昨年悔しい思いをしたリベンジだ。
○サートゥルナーリア
母シーザリオはオークス馬。半兄エピファネイアはJC馬でありダービーは2着。父は言わずもがなの怪物アーモンドアイを出した。東京のクラシックディスタンスを勝ち切る血統背景は全く問題なく無敗のダービー制覇も可能性は十分。ただダービーはやはり特殊なレース。前述のとおりテン乗りで簡単に勝てるのか。
▲ヴェロックス
△タガノディアマンテ
△ニシノデイジー
△メイショウテンゲン
△ニシノデイジー
△メイショウテンゲン