以下ネタバレありです。
東野圭吾は最初に読んだ本が外れだったので
以後敬遠していたのですが
今回の本は面白かったです。
殺人をする側が殺され
犯人が分からずに
共犯者達も命を狙われる事になる。
犯人に関しては、相当最後になるまで
全然気づきませんでした。
正直冒頭の事故は必ず絡んでくるだろうなぁと思っていましたが
勘ぐりすぎて見当外れの所に目がいってたので
確かに動機がありまくりのあの人には気がつきませんでした。
最後まで楽しく読めたのですが
最後の展開に不満が残りました。
だだだーっと怒涛の展開を向かえ、バツンと切られたみたいに終わるので
『え、これで終わり?』と声に出して呟いてしまいました^^;
もうひと展開を期待していたので、とても物足りない終わりでした。
信用していたものに裏切られる、という事を表現したいが為に
最後にブルータスを使ったのだと思うのですが
結局それを動かしているのは殺人を犯した人間なので
ブルータスに裏切られる空気を作るにはちょっと無理があったような。
それならばロボットが勝手に動き出して制裁を加えた表現が欲しかったなぁと。
そして、そのロボットを実はあの人が動かしていた…
なんていう意外な人を持ってきて締めくくってくれたら満足できたかな。
相当深読みしていたのでちょっとあっけない感じでした。
それでも全体的に見て楽しく読む事ができました。
星4つでございます☆
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