カタスミ

『あの家に暮らす四人の女』三浦しをん著

古びた洋館に住む母と娘、その友人2人との
ちょっとおかしな日常系小説。
以下ネタバレあり。




















刺繍作家の佐知を中心に、母親の鶴代、友人の雪乃と多恵美の
4人の日常が描かれています。
日常系ですが、河童とか、しゃべるカラスとか、
父親の幽霊とか、ちょいちょい日常とはかけ離れますがw
鶴代は夫と佐知が生まれてすぐ離婚しており
佐知は父親の顔を知らない。
ほんの少しの心の引っかかりはあるものの
普段は何の問題もなく生活している。
佐知と雪乃は独身貴族だが、
佐知に内装業者の梶さんという存在が現れたり、
恋多き女多恵美のストーカー問題だったり、
雪乃の水難、鶴代に長年仕える謎の老人山田の存在、
などなど、日常風景にちょっとした事件が混じって
面白おかしく話が展開していきます。
最大の山場は家に強盗が入ったときかな?
それはずっと見守っていた父親の霊が河童のミイラに乗り移り
佐知を助ける、という謎展開でなんとか急場を乗り越えましたがw

ちょいちょいクスリと笑えるシーンはあるものの
めっちゃ面白いと言う訳ではなく、
かといって面白くない訳でもなく、
ずっとだらだら読み続けられる系の話だと思います。
日常系ってそんなものよね。
星は3つ。
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