カタスミ

『現代語訳南総里見八犬伝(下)』曲亭馬琴著 白井喬二訳

里見八犬伝の続きです。
以下ネタバレあり。



















うん、面白い時は面白いんだが、
いかんせんモブが多すぎて…
誰だったっけ!?ってめっちゃなる…^^;
しかも名前が似たようなの多くてさ
ほぼほぼ流し読みですよねw

さて、前回の続きからなのですが
偽一角が雛衣の腹割いて子供出して薬にせぇやって
めっちゃ無理難題言ってるのに
角太郎は『え…いやそれはちょっと…』って言うだけで
雛衣が自殺しようとするの全然止めないし
現八は偽一角が妖猫だって知ってるのに
その様子影から見てて微塵も動かないし
こいつらまじでひどい奴らだなぁ…と思いましたw
角太郎が危険になった途端現れる現八とかまじでカスだわww
雛衣まだ死んでないのに全然介抱しないのもひでぇしww
当時の女性の地位ってこんな扱いだったのかねぇ…
だいたい八犬伝の女性って不遇過ぎるので
逆に船虫くらい悪党の方が見ててすっきりするわww

で、その船虫も結構あっけなくやられちゃって
この人が玉梓の生まれ変わりだと思ってたので
え、こんな所で退場!?となりました。
玉梓の生まれ変わりって八房だったん…?
玉梓ラスボスだと思ってたけど全然違ったw

風にさらわれた幼児新兵衛が成長して出て来る所は
ちょっとわくわくしました。

下巻はだいたい敵討ちとさらにそれの復讐みたいな感じで
戦が多かったなぁ。
特に最後の里見家に攻め込む大戦争の辺りは
敵味方総出でほんと誰が誰だか分からねぇ…
読んでも読んでも頭に入ってこないわw
前にちょろっと出てきた脇役が相当後に再び出てきても
覚えてないわ~(;´Д`)
もう一度読む事があれば人物相関図を作りながらでないと
多分理解できない…

女性はだいたい不遇と書きましたが
音音ばあさんはかっこ良かったぜ。
ばあさんとか言ったけど、この時代のばあさんって
今のばあさんと違ってもっと若いんだろうなぁ。
4~50代なんだろうか…

八犬士集める方が面白かったかなぁ…
とにかく人が多すぎて、敵もころころ変わるから
全編通して玉梓がラスボスとかにした方が分かりやすそう。
当時はこういう方が受けたのかねぇ…?
時代背景の知識が乏しいので
大分流し読みしました。難しかった…
現代語訳とか言うけどやっぱり読みづらいので
もっと現代風にして分かりやすくすれば
めっちゃ面白い話になると思う。
星は3つです。
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