カタスミ

『七人の証人』西村京太郎著

先日お亡くなりになった作者様ですが
そういえばこの人の本読んだこと無かったなぁ…
と思い試しに買ってみた。
以下ネタバレあり。



















十津川警部シリーズですが
シリーズ読んだこと無かったけど
単体でも問題なく読めました。
ただまぁ、結構無理のある設定な気もしますが…^^;

十津川警部は何者かに襲われ、とある町が再現された
島に連れ去られてしまう。
そこには十津川警部以外に7人の人間が連れてこられていた。
その共通点は1年前の事件の証人という事であった。
連れてきた犯人は1年前の事件の犯人で
刑務所内で病死した男の父親。
息子の無実を信じる父親は、証人達に再度証言をしてもらい
各々の証言を崩していくのであった。
そんな中、島の中で新たに殺人事件が起こってしまう…

みたいな感じなのですが、
まずブラジル帰りのおっさんが島にひとつの町作っちまうのすげぇよなぁ。
その辺からちょっと無理があるような…^^;
そもそもこのおっさんが妻と別れてさっさとブラジルに行ってしまったのが
一番の問題のような気もするのだが…
父親らしい事をしてこなかったからせめてもの償いという事なのでしょうか。

証人達が何一つ正しくなくてワロタw
こんなガバガバな証言で犯人確定するなよ警察w
しかし犯人とされた息子の方にも疑問符が…
身に覚えの無い殺人事件に自分のナイフが使われていて、
慌てて引っこ抜いて逃げるのは分からなくも無いけど、その時に財布盗みます?
そもそもが不利な状況なのに、更に自ら不利な状況作ってどうすんの!?

島で殺人事件が起こってんのに
単独行動ばっかりで更なる悲劇起こる起こるw
動くなっつってんだから動くなよ!
ほんと面倒くさい人達…
私だったら絶対警部と一緒にいるわ…

クローズド・サークルミステリーは結構好きなジャンルなんですが
今回は無理ある設定が多くて、あんまり楽しめなかったかなぁ。
星は3つです。
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