カタスミ

『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎著

なんと言うか
ひと言で言うと不思議なお話でした。
現実なんだけれどもどこか非現実で
和製ファンタジーのような。
全体的にけだるい感じで
爽快感はないかなぁ。
でもこの世界観にはまれば
ぐいぐい引き込まれるかもしれない。

自分はどうもこの世界観に引き込まれるのが遅く
なかなか話についていけなかったです。
よく分からない島の雰囲気になかなか馴染めず
と言ったところでしょうか。
物語の視点がコロコロと変わり、
終いには江戸時代にまでさかのぼったりしていた辺りも
馴染めなかった点かもしれません。
島に足りないもの、についても
あまりにも不自然に挟まれる会話で
終盤ではだいたい予想はつきました。
とってつけたようなセリフだったので
もうちょっとさらりと流せなかった物かねぇ?と思ってしまいました。
城山たちが島にくる辺りから面白くなってきましたが
いかんせん、終盤過ぎて^^;
島に足りなかったものを持ってきた時の
島民の反応まで見たかったです。

にしても、この言い伝えは
優午が立つ前から伝えられてたんですよね?
てっきり優午が言ったのかと思ったわ。
だとしたら、一体誰が言い出したことなんでしょうね?
その人が一番すごいよねw

なかなかとっつきにくいお話ではありましたが、
読み終わった後に『絵描きたいな』と思えたお話でした。
描かないけどwwwww

星は3つくらいかな?
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