カタスミ

『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』志駕晃著

スマホを落としただけなのにの続編です。
映画化に便乗して続編出しやがって!
そういう手法嫌いだわ!!
と言いつつ、こんなん買うしかないやんか~!
以下ネタバレあり。


























正直、個人的には蛇足だったなぁ~、という印象。
前回の登場人物で出てくるのは犯人浦井と毒島刑事くらいでした。
スマホ落とす要素ほぼないんですが…

今回の主人公は警察のサイバー捜査官桐野。
新たな殺人事件と、仮想通貨流出事件を追い
ネット空間で犯人を特定する為
前作の犯人浦井とタッグを組むというものでした。

が最終的に浦井には逃げられてしまい
ほんと何やってんの…という結末。
警察が無能すぎやしませんか?
せっかく前作で捕まえられた犯人が逃げちゃって
前作にケチがついたような…

サイバー捜査官とその彼女、謎の男の目線で話が進むのですが
早々に彼女のスマホが何者かにハッキングされ
情報筒抜けになり、その事が分かってて、
更には殺人犯にも狙われてるのにも関わらず
わざわざ母親の入院先の病院名まで記載するのあほかと思った。
そもそも、危ないのにスマホから離れないのなんなん?
スマホでやりとりしたらやばいのなら固定電話使えや~!
結局ハッキングしていたのは警視庁の刑事だったので事なきを得ましたが
とにかく主人公とその彼女が無能でほんとイライラ…
散々彼女を危険な目に会わせておいて、突然愛してるとか言われても失笑しかないわ。
前作はまだ自分にも有り得そうな危険だったので読んでいてハラハラもしたものですが
今回はいまいち感情移入が出来ない…

Mの正体も、大男の遺体の正体も、だいたいそうだろうなぁ~、という展開でしたが
最後のホモォな流れは正直読めんかった…w
結局桐野の父親の話ははっきりしなくて
まさか更にこれで続編書くのと違うやろな…と思いました。
まぁ、もう多分読まないけど。

う~ん、やっぱ人気に便乗して続編出しちゃうといまいちだよなぁ…
売れた作品の続編は相当上手い事やらんと良いものにはならんね。
星は3つ。
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