カタスミ

『午前0時の忘れもの』赤川次郎著

赤川次郎は昔よく読んだのですが
最近全然だったので、久々に読みたくなった。
死んだ大切な人に会う為に
バスターミナルに集まる人達の話。
以下ネタバレあり。
















この作者さんのイメージは
女子大生とおっさんの恋愛って感じでしたが
相変わらず女子大生が出てきて好きだなぁwって思ったwww
まぁ、今回はおっさんじゃなくて年相応の相手だったけど。
なんだろうか、さくさくは読めるんだけど
なんか舞台の台本を読んでいるような感覚で。
感情は俳優さんが演じてくれるから
とりあえずあらすじだけ書いてみました…って感じ。
なのでなんか全然感情移入できないんだよなぁ…
幼なじみをやくざから抜けさせる為に
突然色仕掛けに走る女子大生にも、
妻と孫と一緒に死ぬ事を選ぶヤクザの親分にも、
恋人と共に死ぬかどうか悩む高校生にも、
なんか全部薄っぺらい。浅い。
なんでだろう…背景がないからかなぁ?
女子大生だったら、幼なじみの事を昔好きだった描写があったり、
ヤクザの親分だったら妻と孫を亡くして苦悩している描写があったり、
そういうのがあればまた違ったのかもしれない。
なんか箇条書きであらすじ読んで終わった感じがした。
やくざの抗争なんかが混じってドタバタするんだけど
それもなんか別にハラハラドキドキもしないし…
全体的にただ読んでる、って感じの話でした。
サクサクは読めたけど、読めたってだけ。
なのでいまいちだったかなぁ~?
多分人物描写が全体的に浅いんだろうなぁ。
星は2つです。
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