カタスミ

『水車館の殺人』綾辻行人著

十角館の殺人は読んだのですが、
相当前に読んで売っちゃったので、内容をあまり覚えてない…
なのでシリーズ物として続きを読むのを躊躇しておりましたが
前回との関連性はさほどないとお聞きしましたので
とりあえず読んでみました。
以下ネタバレあり。



















王道の推理物って内容で楽しめました。
仮面を付けた主人と年の離れた美しい妻の住む館で起こった事故と殺人事件。
棟から落ちた家政婦、消えた絵、焼かれたバラバラの遺体…
その現場から消えた1人の男が犯人と思われたが
その1年後島田潔の登場で新たな事件が発生し、真相が暴かれる…

仮面の主人や焼死体などでだいたいトリックは最初の方から分かりましたが、
それが明かされていくのが『でしょでしょ?』って感じで気持ちいいw
この時代の捜査方法とか分からないのですが、
別人の遺体を使って自分と思わせるのって
相当こんがり焼かないとばれそうじゃない?
歯形とかで誰の遺体か分かりそうなものだけど…
後、バラバラで遺体が発見されたんだから
とりあえず犯人と思われている古川の部屋くらいは
血液反応とか見ないのかしら…?
1985年の話なので、この時代はそうだった!
と言われればそれまでですが…^^;
警察ガバガバやな!!

由里絵の行動もいまいちよく分からなかった。
結局は紀一を恨んでいたのだろうか?
正木に乗り換えたのに、その翌年三田村に乗り換えるのは
一体どういうつもりなの…?
外に出たかっただけの理由でそんなほいほい男についていくの?
清純派ぶってる分、ギャップに付いていけず…

過去と現在での視点の違いについても
過去はそれぞれ名前で記載されているのに対して
現在は『私』目線だったので
ああ、これは入れ替わってるなぁ…と気付く要因に。
仮面付けてる段階で分かるけどww

十角館の殺人は驚きが大きかったですが
水車館の殺人は安定って感じですかね?
解ける推理は楽しいですねw
シリーズ物ですが、単発としても読めそうなので
今後も読んでみようかな。
星は3つです。
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