カタスミ

『呪縛の家』高木彬光著

神津恭介シリーズです。
以下ネタバレあり。























今回は松下君が学生時代の同級生卜部鴻一の実家で起こる
連続殺人事件に巻き込まれ、
そこに神津恭介もかけつける、って感じのお話ですが
殺人予告されてるのに、対象になる人を
全然保護する気配がないのはいかがなものかと。
一人目は仕方ないにしても、二人目からは
警察署かどっかで匿ってやれよ…と思いました。
案の定殺されとるがな…

だいたい私はお話の構成パターンから
この人犯人じゃないかな…?と見定めるのですが
(トリックとかは全然解けないw)
今回めっちゃ医者が怪しい…と思ってたのに
早々に神津恭介が「あなたは犯人ではない」とか言うので
あれ~?そうなの~?と思って読んでました。
しかし作者がめっちゃ犯人当ててみろよ…と挑発してくるので
やっぱ違うと思わせといて犯人じゃないか?と思っていたら
やっぱり犯人でした。そりゃないぜ…

しかし真の悪党は松下君を事件に巻き込んだ
同級生の卜部鴻一であった。
早々に犯人が分かっていたのに
財産分与の関係で、自分の彼女である土岐子以外は
見殺しにしていたのであった。
ある意味神津恭介の敗北でありました…

トリックに関しては何とでも言えるんじゃない…?
という感じでしたが…
当時懸賞金かけて読者に挑戦したら
ぴったり当てた人がいたみたいなので
分かる人には分かるのねぇ…
風呂に電気流すとかどうやってんwとは思うけどw

星は3つです。
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