カタスミ

『ヴァラエティ』奥田英朗著

短編集です。

やっぱこの人の短編は面白いなぁ。
なんか相当苦しんで書き上げた作品集みたいですが
それでも面白かった。
特にナカイ・エージェンシーの話は
ぜひシリーズ化して欲しかった。
脱サラして起業した男の苦労と成長が描かれておりましたが
最初あんま興味ないかなぁ…と思いながら読んでたものの
最終的にぐいぐいと引きこまれてしまった…

夏のアルバムは自身の体験談からなるだけあって
よくある訳ではないが、有り得そうなエピソードで
なんだかちょっと切ない気分になった。
オチとかは別にないんだけど、
とある日常を切り取った感じが
なんともノスタルジックな雰囲気で良かった。

対談に関しては、自分も話作りが趣味なので
ちょっと勉強になりました。
でもやっぱり創作は商売としてやるには
そうとう苦しそうなので
趣味でやるのが一番だなぁ…^^;

さらっと読めるし、引きこまれるお話もあったので
なかなかに楽しめる一冊でした。
星は3つ。
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