カタスミ

『ララピポ』奥田英朗著

奥田英朗の短編に外れ無し!
と思って買ったのですが
外れました^^;
以下ネタバレあり。





















群像もの、というのでしょうか?
一応6人の人達をピックアップしてストーリー展開するのですが
全部が全部乱れに乱れた性の話で正直きっつかった…
しかもだいたい汚いんだよ…
しょっぱなから半引きこもりの中年ライターの自慰行為話できつい…
全く救いようが無いし、やってる行為も人の行為盗聴して自慰にふけるという
気持ち悪いおっさんの話でさぁ…
こんなのが6本続く。
2話目のキャバのキャッチの兄ちゃんは家にとっかえひっかえ女を連れ込み、
3話目のおばはんのAV女優は家はゴミ屋敷で家の描写汚すぎて無理。
4話目のカラオケ店員は援交の場となったカラオケ店の話でゲロ描写えぐいし、
5話目の官能小説作家のおっさんも未成年女子高生と援交しまくり。
6話目のテープリライターの女性なんて男連れ込んで行為を録画して売る始末。

私は汚いのがほんと無理なので、今回の話はまじできつかった。
1話2話くらいそういう話があっても、他は違う話とか
もうちょっとなんとかならんかったのかなぁと。
まだそこに愛情みたいなのが垣間見えれば良いんだけど
だいたいが性欲、『欲』しかないんだよなぁ…
そもそも基本的に恋愛の話が嫌いなんだけど
そこに『欲』が垣間見えるのが起因するなぁと思った。
それは愛情では無くて欲だ、といつも思う。

面白かった点としては、各々の主人公が他の話でも絡んでくるって所ですかね。
各話の最後では、だいたいみんな死にかけてるかひどい目にあってる感じで
終わるのですが最終話で全員一応生きてる事が分かるので、そこは良かったかな?
そういう意味では話の構成は良いのかと。
底辺層書くにしてもここまで性欲まみれにしなくても良かったのではないかと思う。
星は2つ。
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