『改訂完全版占星術殺人事件』島田荘司著

ミステリー史の金字塔なんて謳われておりましたので
とりあえず読んでみる事に。
以下ネタバレあり。
































つまらん！！！
いやぁすみません、ほんとつまらなかったです。
まず登場人物の探偵役と助手役が
完全にホームズのパクリでした。
探偵役御手洗潔
鬱気味で変人で無茶しまくりで
事件解決の影の立役者で（表には出ない）
作中でホームズさんの文句散々言ってたけど
あんた劣化版ホームズですからね！！！
と言う気持ちでいっぱい…
そして、他の作品のネタバレをしないで下さい…（ホームズは全部読んだけどさぁ…）

助手石岡君
彼目線で事は運びます。
見当はずれなのにやたらと動き回る…
まさかあの人が犯人…！！
なんて一人で盛り上がってましたが
あんたワトスン君ですからぁぁ！！！
この犯人追跡が全く見当はずれの無駄行為と分かっていながら
ずっと読まされるこっちの身にもなってくださいよぉ…
もういいから黙れ、と思いました。
そして最後に御手洗さんの活躍を本にするとか何とか
これまた劣化版ワトスン君…

二人のキャラは完全にホームズのパクリなので
それぞれの個性が全然ないんだよなぁ。
掛け合いも本家ほど読んでて面白くないし。

そして、話がいろいろ長すぎる。
500Pくらいあったんですが、半分くらい余計な内容だったと思います。
京都行った話なんてだいたいいらなかった。
特に石岡君空回り部分は一切いらなかった。

さて、肝心のトリックの方は
金字塔なんて言われてるだけあって
なかなか面白かったです。
半分くらい読んで多恵と時子の共犯かな…？なんて
やんわり思いながら読んでましたが
遺体の水増しは思いつかなかった。
てか、本当にばれないんだろうか＾＾；
そして、40年間それに気付く人がいないのもありえないような。

まぁ、とにかくトリックは割りと良かっただけに
ストーリーが全く面白くなかったのが残念でした。
無駄にダラダラと長い。
そして登場人物は魅力がない。
それでも投げたくなるくらい読み進められないって事はないので
ただの時間つぶし用にはちょうど良かったです。

星は2つ。