カタスミ

『緑の我が家』小野不由美著

ホラーミステリーと言う事で買ってみました。
以下ネタバレあり。

























う~ん、あんまり面白くなかった…

高校一年生の浩志は母親を亡くし
直後に再婚した父親に反発して家を出て
一人暮らしを始めるが、
引っ越してきたその家は何か嫌な感じが…
そのアパートでは、らくがきをする幼稚園児、
無言のいたずら電話、ポストに猫の死骸…などの
怪現象が起こり、ある日とうとうアパートの住人が死亡する。
そんな時無言のいたずら電話が『5日』と初めて声を発する。
次に死ぬのは自分では無いかと、戦々恐々とする浩志。
同じアパートの住人和泉に励まされつつ
5日後を迎えようとする…

って感じの話?

読みやすいけどちょっと読みやすすぎて
物足りないなぁ…と思っていたら
唐突に隣の住人大林が浩志を襲いはじめ
なんか急に物語の方向性変わったなぁ…という感じで
冷めた目で見てしまった…
だって、大林があまりにも物理攻撃的すぎて…
いや、多分大林も霊に取り憑かれてるかなんかなんだろうけど、
女性をバラバラ殺人しておいて、その部屋に浩志を誘い込み、
同様にバラバラにしようとするが逃げられ、部屋に追い詰めて
放火したあげく金槌であちこち殴りまくるという
ちょっとやりすぎでは…?というくらい物理だった…

浩志は昔この街に住んでいて、おさるという
いじめられっ子を見殺しにした経験があり
その事を悔いていた訳ですが、
まぁ、早い段階で和泉がおさるだろうなぁ…
という感じはしていました。
でも和泉の事触れるし、なんなら大林に攻撃してるし、
こちらも霊のくせに無駄に物理攻撃するから
いや、なんだかなぁ…みたいな…
和泉は一度だけ浩志に助けられた事を恩に着て
浩志を助けたんだけど、
結局グリーンホームに取り残されたままだったのかなぁ…
浩志もその後は全くその土地に寄りついてないっぽいし
いや、線香くらいあげに行ってやれよ…とか思いました。

霊の話かと思ったら、これでもかというくらい物理攻撃で攻めてきたので
興醒めしてしまいました。
星は2.5。
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