カタスミ

『美女と野獣』ボーモン夫人著

最近美女と野獣続きでどうもすみません^^;
今回は小説版感想ですw
美女と野獣の原作本みたいなのが売ってたので
せっかくだから読んでみました。
元々はヴィルヌーヴ夫人と言う人が書いたものらしいんですが
めっちゃ長いので、このボーモン夫人が話をめっちゃ短くしたらしいw

原作の設定は、ディズニーとはほぼ別物でした。
ベルに兄弟がめっちゃいて、ガストンにあたる登場人物はなし。
悪役はベルのふたりの姉くらいかな?
いろいろ意地悪な姉達であったが
最後に石像にされるのはちょっと可哀想なんだがw
だいたい心優しいベルはそれを望まないと思うんだけど。
仙女(魔女)様のご意思は絶対…

他にもいろいろな短編があったのですが
だいたい仙女無双。
仙女だったら何してもオッケーみたいな。

ジョリエットって話があったのですが
生まれたばかりの女の子に
仙女たちが天賦の素質を授けるのですが
通りかかっ仙女の女王が
誰もジョリエットに優しさを授けなかったので
それを改められるよう、ジョリエットが二十歳になるまで
口をきけなくする素質を与えると言う…
いや、お前が優しさ授けたれや!!

ファタル王子とフォルチュネ王子では
性悪人間になるからと、ファタルに25歳までありとあらゆる不幸を授ける事に。
いや、性悪人間にならん素質を授けたれや!!

まぁ、こんな感じで仙女様たちは割りと
好き勝手やって人の運命狂わせてますわ…
突っ込みどころが満載でした。

短編集は全部で13話なのですが
だいたいのテーマが人は外見より中身が大事みたいな感じでした。
きっと作者はイケメンの面にだまされてひどい目に会ったに違いない。

本全体としては時間つぶしにちょうどいいって感じでした。
美女と野獣もやっぱディズニーがいいわw
でもヴィルヌーヴ版の本があったらそっちも読んでみたい。
星は3つ。
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