へぶつい (Heavenly Twins)

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Steins;Gate

2011-06-05 17:54:38 | ゲーム
Steins;Gate 感想



 Twitterでも呟いたが、一通りクリアした。

 評判以上に面白いゲームで、購入してからクリアするまでは、久々にゲームに集中出来た。
 もっとも、そのおかげで、先週はずっと寝不足気味だったのだが……。




(以下、致命的なネタバレを超含む。)




 1周目。

 たまに受信するメールはおまけ的な要素だと思い、基本的に一番上の選択肢を選んで返信していた。
 そして、2周目には2番目の、3周目には3番目の選択肢を選ぼうと思っていたのだ。
 その結果、1周目に辿り着いたのは、鈴羽ENDだった。


 研究所のドアが開き、銃を持った男たちが現れた時は、何の冗談かと思った。
 おまけに、萌郁がまゆりを殺しちゃうし。

 だから、鈴羽が救出に来て、



「42」

 と言った時も、

 は? 42?
 6×9=42?
 人生、宇宙、全ての答え?

 なんて、ズレた事を考えてしまった。
 いや、冷静になれば、すぐ分かったけどさ。


 しかし、確かに萌郁は挙動不審だったけど、まさかアレで組織に属している人間だとは思わなかった。
 後で分かる事だが、一斉送信のメールで人材募集しているなんて、ラウンダー、テキトー過ぎるだろ。
 ただ、岡部が疑う時間軸では、萌郁がIBN5100を入手していないというのは、絶妙なカモフラージュだったな。


 「ジョン・タイター」=「阿万音鈴羽」は、予想通り。
 というか、明ら様にヒント出しまくってて、ミスリードかと思ったくらいだ。


 また、「バレル・タイター」=「ダル」も、予想通りだった。
 まゆしぃが言っていた通り、他に該当しそうなキャラいないし、何となく髪質も鈴羽に似ている気がするし。

 ただ、「バレル」=「樽」=「ダル」というのは、気付かなかったな。
 そもそも、僕は「バレル」と聞くと「銃身」を想像しちゃうんだよね。バレルレプリカ・フルトランス。

 それよりも、僕は「バレル・タイター」は「はしだいたる」の変則アナグラムかと思っていた。
 「は し た ゛ い た る」 → 「は ゛ し る た い た」 → (しをレと読み替え)「ばレるたいた」。
 まず間違いなくこれが正解だと思ったんだけど、作中では誰にも言及されなかったね。


 鈴羽を1975年へと送り出した後、過去から届いた手紙には恐怖を感じずにはいられなかった。



 失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
 失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
 あたしは失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
 失敗したあたしは失敗した失敗


 オカリンがタイムリープを繰り返し、精神が壊れ掛けるも、鈴羽と一緒に過去へ行く事になってEND。
 このルートでは、多くの謎が解明されないまま、打ち切りみたいに終わったので、何事かと思った。




 2周目。

 ここからは、攻略サイトを見ながら、プレイする事にした。
 まずは、紅莉栖ENDを目指して、ゲーム開始。


 助手クリスティーナ。
 天才実験大好きドジっ子隠れ@ちゃんねらー。あと、カップ麺好き。

 良いキャラしてるよね、牧瀬紅莉栖。
 賢いキャラってのは元々好きなんだけど、紅莉栖は、段々地が出て、フリーダムになっていくトコがツボだった。



 ヽ(*゜д゜)ノ カイバー




 汚物は消毒だー! ヒャッハー!




 バレて開き直ったのか、物語終盤では隠しもしなくなったし。

 そして、HN「栗御飯とカメハメ波」が紅莉栖だったなんて、僕は考えもしなかった。
 そう知ってから、オカリンが@ちゃんねるを見ているシーンを読み返してみると、面白いな。
 未来人相手に意味の通じない@ちゃん用語使ってたり、タイター=鳳凰院説唱えてたり。


 実は、1周目の序盤では、紅莉栖殺しの犯人が、ダルである可能性を疑っていた。
 だって、オカリンの送った最初のDメールを読んだのって、ダル一人みたいだし。
 まさか、SERNがエシュロンを使って、オカリンのDメールを傍受していただなんて、想像だにしなかった。


 そういや、オカリンやダルの通っている「東京電機大学」って、実在する大学なんだね。
 僕はてっきり、現実の東工大くらいに相当する、それなりに名の通った大学かと思っていた。
 大学1年の夏休みなのに、オカリンは少し偏ってはいるが知識豊富だし、ダルはスーパーハカーだし。


 世界線の収束だか何かのせいで、様々な死に方をする、まゆしぃ。



 特に、ゲルまゆしぃには、驚かされた。
 Error. Mayuri is Dead,mismatch.
 序盤で、ゲルオカリンの話をしていたまゆり自身が、ゼリーマンになってしまうとは。
 地球上で発見されたのは、運が良かったのか、悪かったのか。


 しかし、この世界線の収束(?)ってのが、僕にはイマイチ分からない。
 外部的要因を全て排除しても、事前に大学病院に入院させても、まゆりの死を回避出来ないなんて。
 それでいて、某バイツァ・ダストみたいなものなのかと思ったら、簡単に死を回避するキャラもいるし。
 まぁ、この設定があるから、オカリンは死を恐れず、無茶が出来る訳だけど。


 FB = ミスターブラウン = 天王寺裕吾 、これは全く予想出来なかったなぁ。
 いや、確かに、Bでブラウンは想像したが、「橋田鈴」に世話になったと知って、すぐに否定してしまった。
 まぁ、従わないと娘が危険に晒されるとか、彼なりの事情があったみたいだが。
 調べてみたら、天王寺裕吾を主人公にしたスピンオフ作品があるらしい。今度買ってみるか。
 しかし、ラウンダー、迷惑メールで人材募集したかと思えば、人質を取ったりもするなんて、一貫性がないな。


 父親の仇討ちのため、15年後の未来からやって来た天王寺綯は、目に狂気を宿していて素敵だった。



 まさか、タイムリープマシンを使ったのが、未来から来たこの子だったとはなぁ。
 幼女姿も良いけど、成長した15年後の姿も見たかった。

 それはそうと、オカリンは、どうして、すぐにタイムリープマシンを使った者を確認しなかったんだろう?
 ほんの少し時間を遡って、待ち伏せしているだけで、犯人は分かったと思うんだけど。


 改変して来た過去を元に戻し、最後に残ったのは、紅莉栖とまゆり、どちらを見捨てるかの究極の選択。
 紅莉栖ルートだから、紅莉栖を選ぶものだと思っていたら、オカリンはまゆりを救う道を選んだ。
 てっきり、エピローグは、紅莉栖の父親に会いに青森に行くものだと思っていたので、予想が外れた。




 3周目。

 今度は、まゆりENDを目指す。
 攻略サイトに書かれていた通り、ここからはセーブデータを効率良く利用する事にした。


 まゆりルートは、細部を除いて、紅莉栖ルートと同じだった。
 まゆりの「星屑との握手スターダスト・シェイクハンド」も、特に何かある訳じゃないのね。

 どちらかというと、オカリンよりも、まゆしぃの方が、中二病って感じがするよなぁ。
 オカリンは、自分の設定を本気で信じている訳ではなく、まゆしぃのために演技しているだけだし。


 そう言えば、オカリンの見た悪夢、アレも何だったんだろう?



 オカリンがタイムマシンで7000万年前の地球に飛ばされたとか、それをまゆしぃが探しに来たとか。

 本当にただの悪夢だったのか、それとも、そういう世界線が実在したのか?
 でも、そういう世界線があったのなら、オカリンのリーディング・シュタイナーは、それを認識するハズ?
 あと、オカリンがブラックホールに飲み込まれて、時間と空間が入れ替わる夢もあったな。


 まゆりENDも、紅莉栖ENDと同様、オカリンがβ世界線に戻り、紅莉栖が死んで終了。
 てっきり、紅莉栖ENDで紅莉栖が死んだから、まゆりENDではまゆりが死ぬのかと思ってたので、ちょっと驚き。
 そうでなくても、紅莉栖は刺されるが、九死に一生を得るとか、そういう展開かと思ってた。

 違ったのは、まゆしぃが、オカリンの人質から、クラスチェンジした事くらいか?
 まぁ、紅莉栖ENDに比べたら、まゆりENDの方が相対的にハッピーエンドに近いかな?




 4周目。

 ルカ子ENDとフェイリスENDは後回しにし、TRUE END を目指す。


 Chapter11.境界面上のシュタインズゲート。
 TRUEルートは、紅莉栖ルートの続きに当たるシナリオ。
 オカリンがβ世界線に戻った後、今度はこの世界線の阿万音鈴羽=ジョン・タイターが現れる。

 何でも、β世界線では、ディストピアに至る代わりに、第3次世界大戦が起こってしまうのだとか。
 その両方を回避出来るのが、ここから世界線変動率ダイバージェンス-0.081609%の世界線『シュタインズゲート』。
 そして、その世界線に到達するために必要な条件こそ「牧瀬紅莉栖の救出」らしい。


 この最終章では、プロローグの伏線が、次々に回収されていって、爽快だった。
 ドクター中鉢、立ち絵があるから重要キャラなのだろうとは思っていたけど、紅莉栖の父親だったとはなぁ。

 僕としては、紅莉栖の父親は、娘のために距離を置いているというストーリーを頭に描いていた。
 紅莉栖が、父親と同じタイムマシン研究に関わって、SERNに目を付けられないようにとか、そんな理由で。

 でも、ドクター中鉢は、清々しいまでのクズだったなぁ。
 娘の研究を盗んだ挙句、殺そうとするなんて。


 ラジ館で聞こえて来た悲鳴が、岡部自身のものだったというのは予想通り。
 それだけに、岡部が紅莉栖を刺してしまった時は、このままバッドエンドなのかと思ってしまった。

 未来の岡部の「“なかったこと”にしてはいけない」という言葉は良かったな。
 実際、紅莉栖ENDやまゆりENDを見た時は、全部なかったことにして、それで終わりかよ、と思ったし。

 そういや、アニメOP曲の2番でも言ってたね。「無かった事にはしてはいけない」って。
 あれって、1番がα世界線、2番がβ世界線の事を歌っているんだろうか?


 TRUE END で、紅莉栖が無事に救われたのは、ホッとした。



 特に、岡部の言葉に、「クリスティーナでも助手でも……」と返すシーンが良かったね。


 ラボメンピンバッジ。



 阿万音鈴羽が未来から持って来たピンバッジを元に、オカリンが作ったもの。

 じゃあ、“最初に”このデザインを考えたのは誰なの?
 そんな疑問が残るところも、タイムトラベルものっぽくて良い。




 5周目。

 フェイリスENDを目指してプレイ。
 世界観がヌルくて、何だか別の作品みたいだ。

 そういや、「雷ネット・アクセスバトラーズ」って、結局どんなゲームだったんだろう?
 作中の説明を見ている限りでは、軍人将棋に近そうなイメージだが。

 そんなゲームで、人の心を読める能力を持っていたら、そりゃ負けるハズないよな。
 多少の妨害工作をしたとはいえ、フェイリスに勝った4℃を尊敬する。
 人体への影響がなければ、能力封じのレーザーポインタとトラッシュトークくらいは許容範囲内だろ。
 まぁ、負けた後で、フェイリスとオカリンを襲ったのは、許されることじゃないけど。


 世界線変動率ダイバージェンスメーターが示した「.275349%」という数字。
 何かと思って調べてみたら、世界線変動率ダイバージェンス-0.275349%のΩ世界線に到達しちゃったって事なのね。

 人間関係は大幅に変わっちゃったけど、誰も死なないし、或る意味ではハッピーエンドか。
 過去は変わっても、今からまゆしぃやダルと友達になる事は、決して不可能ではないだろうし。




 6周目。

 ルカ子END。
 ルカ子を女のままでいさせるため、オカリンはまゆしぃを見殺しにする道を選ぶ。

 オカリンは、まゆしぃを救うのが最優先だと思っていたので、この選択は少し意外だった。
 それも、命ではなく、ルカ子の性別とまゆしぃの命を天秤に掛けて、前者を選ぶだなんて。

 そう言えば、ルカ子には姉がいるという話だったけど、結局登場しなかったね。




 最後に。

 これも、Twitterで呟いた事と重複してしまうが、6月16日にスピンオフ作品が発売されるらしい。
 タイトルは「Steins;Gate 比翼恋理のだーりん」。

 やってみたいけど、残念ながらXbox360のソフトなんだよなぁ。
 まぁ、本体を買っても良いんだけど、このゲーム以外にやりたいソフトもないし。
 というより、Xbox360で、どんなソフトが出ているのか、全く知らない。

 まぁ、1年くらい待って、Windows版が出る気配がなかったら、改めて検討するか。


 調べてみたら、Xbox360って、洋ゲーが多いみたいだな。Microsoftだから?
 あと、アイマスって、Xbox360のソフトだったのか。僕はロボットで戦うヤツしか知らないケド。





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5 コメント

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Unknown (katsu666)
2011-06-09 21:36:42
>バレル・タイラー
おっと、タイラーじゃ、無責任艦長になっちゃいますね。
ありがとうございます。訂正しておきます。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-08 18:25:33
 細かいですが、バレル・タイターの件のところで、バレル・タイラーになってる部分があります。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-06 20:02:11
ドクター中鉢はクズですがドラマCDを聞くと少しだけ見方が変わりますよ。それでもクズですが。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-05 20:51:09
公式資料集もお勧め
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Unknown (Unknown)
2011-06-05 19:57:15
ようこそ、こちら側へ。
記事の長さが、
如何に楽しめたのかを物語ってますよ。
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