第37局 海底
前回の衣の和了は、ツモ切りリーチ一発海底ツモだったそうだ。
これにより、ゆみは衣が海底でツモれると確信していたのではないかと考える。
しかし、去年の衣は予選と全国合わせて2回しか海底で和了っておらず、むしろ高打点の直撃が多い打ち手だったらしい。
この違いは何なのか?
ゆみは心中で「イヤな感じがする…」と呟く。
東4局 親:池田 ドラ:
親の池田は、ドラのダブ東と中が対子のチャンス手。
だが、衣の聴牌率減殺能力(仮)のせいか、手が進まない。
まさかとは思うが、衣の能力って、鳴きに関しても影響するのだろうか?
配牌で翻牌が対子でも、他家と持ち持ちになっている事が多いとか。
余談だが、翻牌が他家と持ち持ちになっている確率は10%程度だとか。
そこで池田は、咲の切ったを何と大明槓 。
何かと思ったら、これは衣の海底牌と咲の第一嶺上牌を同時に消す為だった。
確かに、槓をすれば海底牌も嶺上牌も一つズレる。
同時に衣の海底もズラせるので、一石三鳥の作戦。
なお、席順は起家から順に、衣 → 咲 → ゆみ → 池田なので、海底をツモるのは咲になる。
大明槓で、第一嶺上牌のを池田に取られ てしまった咲。
まだ一向聴だが、聴牌形によっては嶺上牌で和了れる形になっていた様だ。
今巡は有効牌を引かず、ツモ切り。
そこに、ポンの声が掛かる。
ペーポンペーポン。
鳴いたのは衣。
知っている人は知っているだろうし、もし知らなくても支障のない事だが、海底牌をツモるハズだった者からチーやポンをすると、鳴いた者 が海底牌をツモる事になる。
これで海底牌をツモるのは、再び衣に。
海底をズラす為、ゆみが池田の鳴けそうな牌を切るが、それは惜しくも鳴けず。
結局、衣が2局連続で海底ツモ。
海底ドラ3だが、一応高目ツモなので、テンパネして2000・4000。
これが、安目のツモだと、テンパネせず に2000・3900となる。
なお、本来の海底牌はだった。
ペーポンする前の衣の手は、
ドラ
この形。
なので、池田がを鳴かなければ、門前で和了られていただろう。
前局と同様、衣は一巡前でツモ切りリーチするだろうから、リーチ一発海底ツモで最低2000・4000、裏ドラによってはそれ以上の得点になっていたと思われる。
ポンが正解だったし!!
ポンの場合は、海底牌をツモるのが咲ではなく、ゆみになる。
ツモ牌はカンの時と同じなので、咲は北をツモ切るだろうが、それを鳴いても海底は回らない。
なので、おそらく衣が海底撈月で和了るのは無理だと思われる。
また、仮にゆみが海底牌をツモ切っても、河底のみの1300点で済んだだろう。
もっとも、カンをしていなかったら、今度は咲が嶺上開花で和了っていたかもしれないが。
ともあれ、東ラスの和了で、龍門渕が再びトップ逆転。
なお、暫定ラスの風越と龍門渕は、これで50700点差。
しかも、
透華によると、どうやら衣の特質は海底だけではないらしい。
まぁ、他家の聴牌率を下げられる能力があれば、海底ツモの能力なんてオマケだとは思うけど。
それとも、その他にもまだ何かあるという意味なのだろうか?
南1局 親:衣 ドラ:
南入。
衣を警戒する池田だが、倍満まで見える配牌が入る。
更に、
最初は「誰も鳴かなきゃ、親に海底はまわらない」なんて言っていたのに、自らをチー。
おまけに、「ヤツに海底をまわさないように鳴けばいいんだし」なんて甘い事を言い出す始末。
衣が自ら鳴いて、海底を持って来る可能性を考慮してないのだろうか?
普通に見れば当然の鳴きだとは思うけど、これは死亡フラグという気がするなぁ。
池田にもせめて「いい試合」くらいはしてもらいたいものだけど、それすら無理なのだろうか。
ラブじゃんについて。
ドラ:不明
何を切る?
僕の意見としては、まず面子手にするにはネックが多い形なので七対子一向聴は維持する。
なので、打牌候補はかのどっちか。
三色は不確定だし、他に手役が無い訳でもないから、受け入れの広さで切り。
……と思ったんだけど、答えを見たら、 切りは0点か。
前回の衣の和了は、ツモ切りリーチ一発海底ツモだったそうだ。
これにより、ゆみは衣が海底でツモれると確信していたのではないかと考える。
しかし、去年の衣は予選と全国合わせて2回しか海底で和了っておらず、むしろ高打点の直撃が多い打ち手だったらしい。
この違いは何なのか?
ゆみは心中で「イヤな感じがする…」と呟く。
東4局 親:池田 ドラ:
親の池田は、ドラのダブ東と中が対子のチャンス手。
だが、衣の聴牌率減殺能力(仮)のせいか、手が進まない。
まさかとは思うが、衣の能力って、鳴きに関しても影響するのだろうか?
配牌で翻牌が対子でも、他家と持ち持ちになっている事が多いとか。
余談だが、翻牌が他家と持ち持ちになっている確率は10%程度だとか。
そこで池田は、咲の切ったを何と大明槓 。
何かと思ったら、これは衣の海底牌と咲の第一嶺上牌を同時に消す為だった。
確かに、槓をすれば海底牌も嶺上牌も一つズレる。
同時に衣の海底もズラせるので、一石三鳥の作戦。
なお、席順は起家から順に、衣 → 咲 → ゆみ → 池田なので、海底をツモるのは咲になる。
大明槓で、第一嶺上牌のを池田に取られ てしまった咲。
まだ一向聴だが、聴牌形によっては嶺上牌で和了れる形になっていた様だ。
今巡は有効牌を引かず、ツモ切り。
そこに、ポンの声が掛かる。
ペーポンペーポン。
鳴いたのは衣。
知っている人は知っているだろうし、もし知らなくても支障のない事だが、海底牌をツモるハズだった者からチーやポンをすると、鳴いた者 が海底牌をツモる事になる。
これで海底牌をツモるのは、再び衣に。
海底をズラす為、ゆみが池田の鳴けそうな牌を切るが、それは惜しくも鳴けず。
結局、衣が2局連続で海底ツモ。
海底ドラ3だが、一応高目ツモなので、テンパネして2000・4000。
これが、安目のツモだと、テンパネせず に2000・3900となる。
なお、本来の海底牌はだった。
ペーポンする前の衣の手は、
ドラ
この形。
なので、池田がを鳴かなければ、門前で和了られていただろう。
前局と同様、衣は一巡前でツモ切りリーチするだろうから、リーチ一発海底ツモで最低2000・4000、裏ドラによってはそれ以上の得点になっていたと思われる。
ポンが正解だったし!!
ポンの場合は、海底牌をツモるのが咲ではなく、ゆみになる。
ツモ牌はカンの時と同じなので、咲は北をツモ切るだろうが、それを鳴いても海底は回らない。
なので、おそらく衣が海底撈月で和了るのは無理だと思われる。
また、仮にゆみが海底牌をツモ切っても、河底のみの1300点で済んだだろう。
もっとも、カンをしていなかったら、今度は咲が嶺上開花で和了っていたかもしれないが。
ともあれ、東ラスの和了で、龍門渕が再びトップ逆転。
なお、暫定ラスの風越と龍門渕は、これで50700点差。
しかも、
透華によると、どうやら衣の特質は海底だけではないらしい。
まぁ、他家の聴牌率を下げられる能力があれば、海底ツモの能力なんてオマケだとは思うけど。
それとも、その他にもまだ何かあるという意味なのだろうか?
南1局 親:衣 ドラ:
南入。
衣を警戒する池田だが、倍満まで見える配牌が入る。
更に、
最初は「誰も鳴かなきゃ、親に海底はまわらない」なんて言っていたのに、自らをチー。
おまけに、「ヤツに海底をまわさないように鳴けばいいんだし」なんて甘い事を言い出す始末。
衣が自ら鳴いて、海底を持って来る可能性を考慮してないのだろうか?
普通に見れば当然の鳴きだとは思うけど、これは死亡フラグという気がするなぁ。
池田にもせめて「いい試合」くらいはしてもらいたいものだけど、それすら無理なのだろうか。
ラブじゃんについて。
ドラ:不明
何を切る?
僕の意見としては、まず面子手にするにはネックが多い形なので七対子一向聴は維持する。
なので、打牌候補はかのどっちか。
三色は不確定だし、他に手役が無い訳でもないから、受け入れの広さで切り。
……と思ったんだけど、答えを見たら、 切りは0点か。
三色には少々遠すぎるような。