咲 -Saki- 感想

第189局　紹継


　５位決定戦決着！！



　前回の感想でも触れたが、結果は下記の通り。



　冒頭の柱にも書かれている様に、最後の最後で命運を分けたのは三倍満と役満の差。
　言うまでもなく、姫子のツモったのが役満だったなら、トップになっていたのは新道寺。
　また、哩が役満をリザベーションしていたら、恐らくは姫松がトップを守っていた。


　だが、現実に勝利を掴んだのは千里山。
　勝敗を分けたのは、哩姫のコンボを役満と考えたか、三倍満と考えたか、たったそれだけの差。



　でも、その背後にあったのは、竜華が持っていたフナＱへの信頼。
　後輩のための試合、その最後の最後で決め手となったのが、その後輩の力というのが良いね。


　―――と、竜華の言葉に末原さんが納得したところで、爽が話に割り込んだ。



　三郎（笑）。
　そして、竜華の妙なボケと、末原さんの「やかましいな巨乳…ッ！！」に吹いた。
　ただ、一番上のコマ、トーン貼り忘れてるな。



　一度「三郎」と呼んでおいて、自然と名前呼びに移行するその手口、手慣れてるなぁ（笑）。



　そして、赤くなりながら、自分も「爽」と名前呼びしちゃう末原さんチョロい（笑）。




　一方、最後まで卓から離れず、竜華たちの輪にも加わらなかった姫子。



　姫子は、控室に戻るなり、哩を始めとする先輩たちに頭を下げた。



　そうか。
　２着確に見えた姫子の三倍満だが、姫子自身は最後までトップを目指してたのか。
　てっきり、トップを諦めたものだと思っていたが、僕は前言を撤回しないといけないな。



　そして、竜華が鳴きを入れなかったなら、姫子は役満ツモで逆転していたのだとか。
　非常に強力な哩姫のコンボだけど、姫子次第でまだまだ成長の余地が残されていたんだね。

　逆に、姫子の選択次第では、コンボが不発に終わる事もあるのか。
　話から察するに、リーチ一発海底ツモでも狙い、鳴きでツモを飛ばされた事があるのだろうか？



「またいつか 同じチームで打ちましょう」

　またいつか。
　せっかく成長の余地を見出したコンボだが、それを試せるのはずっと先。
　哩の言葉に、その事実を実感させられて泣ける。

　次号は休載で、次回掲載は5月18日発売号。