賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 感想

賭博覇王伝 零　ギャン鬼編　第11話　前進


　明々白々な零のイカサマに対し、結城父は反則負けだと言って抗議する。
　だが、零に丸め込まれた京介は、自らの負けを認めて、一千万円を払ってしまった。

　昔、父親から、「考えること」の大切さを教わったという京介は、



「オレ‥‥　考えられなかったんだ！」

　‥‥なんて言って泣いていたけど、阿呆だな、コイツ。

　それを悔やんでいるなら、今からでも逆転する手を考えろよ。勝つために努力しろよ。
　どうして、思考停止して、敵の無茶苦茶な言い分を通しちゃうんだよ‥‥。




　ゴルフ勝負の祝勝会中に板倉登場。
　板倉も五体満足で、あの「ドロップ・リムジン」を生き延びてたか。

　ただ、現在の板倉は、零や末崎の仲間という訳ではないらしい。
　それでいて、板倉は零に「末崎チョビヒゲを切って、オレと組め」と言って、再三誘っている様だ。



　また、板倉は、今のままでは、いつまで経っても「在全・標ペアー」に追い付けないとも言う。


　んん？
　もしかして、今は決勝の真っ最中だったりするのか？
　ルールは、二人組を作って、一番ギャンブルで金を稼いだ「ペアー」の勝ち？
　しかも、この勝負には在全様自らが出場し、標と「ペアー」を組んでいる？


　詳細は不明だが、零はより大きなギャンブルをするため、こんなものを作っていた。



「よろず面倒な事を解決する 闇のギャンブル請負サイト 開設です！」

　試しにURLを入力してみたら、本当に「零ネット」というサイトが用意されていて笑った。
　作品に合わせて、わざわざこんなサイトを作るとは‥‥。

　11話も使ったゴルフ編は微妙だったけど、今回はそれなりに楽しめた。
　零、末崎に続いて、板倉の生存も確認されたし、在全や標の現在も少しだけ明かされたし。


　しかし、「闇のギャンブル請負サイト」なんか開設して、零は大丈夫なの？
　アクセス数が84232191件もあるけど、通報されたりしないんだろうか？
　もしかして、在全様の力で『零』の世界ではギャンブルが合法化されているとか？

　ギャンブルと言えば、零がゴルフで賭けた一千万円は、ホントに何の意味もなかったの？
　板倉の言っていた通り、末崎の持って来るのが小博打ゴミギャンブルばかりだから、大金が欲しかっただけ？
　てっきり、今回こそは、何らかの理由付けをしてくれるものだと思っていたのだが‥‥。