第99局 真実
南3局 親:宮永咲 ドラ:
前回、咲は大明槓しておきながら、王牌から持って来た嶺上牌をそのままツモ切った。
霞さんと姉帯さんがこれを槓ドラ狙いだと考える中、末原さんは一人その考えを否定。
咲には槓ドラが乗らない事に触れた上で、これは故意にツモをズラしたのだと結論付ける。
自摸筋が変わり、絶一門が崩れれば、霞さんは勿論、筒子をツモる事になる姉帯さんも手が遅くなる。
一方、咲と末原さんの手に萬子と索子が入るのは変わらないので、相対的に有利。
更に自らを凡人と評する末原さんは、咲は自分を甘く見ているのだろうと考えていた。
そんな末原さんに聴牌が入る。
高目タンピン二盃ドラドラ、安目でも平和一盃ドラドラのチャンス手。
口角を上げ、嬉しそうな表情をする末原さんが良い。
すぐに姉帯さんがを切るが、ダンラスの末原さんは一発逆転を狙ってこれを見逃し。
姉帯さんの「先負」があるせいで、槓裏一発期待のリーチが打てないのが辛い。
だが次巡、見逃しの甲斐あって、末原さんの指はを掴んでいた。
「引けたで……!!」
「ツモ!! 4000・8000!!」
タンピン二盃ドラドラに、ツモがプラスされて丁度倍満。
この倍ツモで、点数状況は、清澄:108100点、姫松:102100点、永水:102000点、宮守:87800点。
一時はダンラスだった姫松が、一気に準決勝通過ラインの2位まで浮上した。
逆に宮守はラス落ちして、姫松と14300点差、永水と14200点差になってしまった。
姉帯さんは倍ツモしないと敗退と言っているけど、2位抜け条件はハネツモ又は倍満出和了りだね。
ところで、末原さんの考え通り、咲の大明槓で霞さんの絶一門は崩れていたんだろうか?
姉帯さんがを切っていたけど、これだけではツモ切りなのか手出しなのか判別出来ない。
無理鳴き一つで崩せるものなら、霞さんの絶一門も大した事ないのだが。
南4局 親:石戸霞 ドラ:不明
インターハイ2回戦も遂に大将後半戦のオーラス。
清澄、姫松、永水の3校が和了条件なので、この1局勝負となる可能性が高い。
果たして、準決勝に進出する2校は、何処になるのか?
なんて思っていたら、
「ツモっ 400・800です!」
「えっ」
えっ。
何と、序巡にトップ目の咲が和了って、アッサリとオーラス終了。
誰の順位も変わらない和了りで、2回戦が決着してしまった。
トップ目の安和了りで終了というのは、リアルでは日常茶飯事だけど、漫画では珍しい。
咲の最終形は、小さくてよく見えないけど、50符の嶺上開花のみかな?
最終的な各校の点数は、清澄:109700点、姫松:101700点、永水:101200点、宮守:87400点。
準決勝に進出するのは清澄と姫松に決まり、永水と宮守は残念ながらこの2回戦で敗退。
「わぁぁあぁ ありがとうございましたぁぁぁ」
泣きながら「ありがとうございました」を言う、ちょー可愛い姉帯さんがちょー可愛い。
残りの六曜については、いつか語られる日が来るのだろうか?
そして、3人に翻弄されっ放しだった末原さんが、まさかの2位抜け。
おめでとーーっ!!
試合中には見られなかった、末原さんの満面の笑みが可愛過ぎる。
いや~、まさか姫松が勝つとは思わなかったというか、永水が負けるとは思わなかったな。
第3シードの永水女子は、初期から設定があったし、アニメ第25局EDにも登場してたのに。
特に、
のどっちがハッちゃんの鬼門に驚くシーンは、
原作では「なかなかの偶然ですね」で終わりなのだろうか?
それに、永水は、姫松や宮守と比べたら、圧倒的に描写不足の様な。
去年の話、神代の九面、霞さんの得意分野、敗退したというのに謎が多過ぎる。
そもそも、この巫女一族が麻雀をしているのは、何か目的があるのか、それとも単なる趣味なのか?
敗退した霞さんに、全く動じた様子がないのも気になる。
その辺の話は、次回以降に説明されるのかね?
2回戦は、咲が最後に「ぺっこりん」と頭を下げ、試合終了の礼を言って終了。
そして、個人ごとの成績は下記の様になった。
そんな中、唯一3万点以上稼いだ愛宕姉と、唯一2万点以上失点した末原さんが光っている。
2回戦が終了し、末原さんは姫松の控え室へ。
愛宕姉に試合途中の事を言われて、「うぅ」とか言っている末原さんが可愛い。
でも、ギリギリとはいえ、2位抜けで何とか面目は保てた形。
なのに、末原さんは素直に喜べず、考えた末に思い出してしまう。
地区大会の個人戦で、宮永咲が連続プラマイゼロを出していた事を。
そして、気付いてしまう。
咲は、前半戦+5500点で半荘獲得点数2位、後半戦+4600点で同じく半荘獲得点数2位。
「さっきの大将戦――――
前半と後半を25000点の半荘としてみた場合…」
これを一般的な25000点持ち30000点返しの麻雀で考えてみる。
まず、25000点スタートだと、咲の点数は、25000+5500=30500点、25000+4600=29600点。
麻雀では百の位を五捨六入するので、30500点は30000点、29600点も30000点。
そして、30000点返しという事で、この2つの数字から30000点を引くと……、
「2連続プラスマイナスゼロ―――!!
それでいて1位抜け…!!」
恐るべき事に、咲は2回戦を1位抜けする傍ら、密かにプラマイゼロを達成していたのだ。
これは気付かなかった……。
咲が末原さんをアシストしたのは、点数調整のためだったのか。
他3校が必死で2位抜けを狙う中、1位抜けしながら余裕のプラマイゼロだなんて格が違い過ぎる。
しかも、この2回戦、咲は靴も靴下も脱いでいない…。この意味がわかるな?
咲がどうしてプラマイゼロを解禁したのかは分からない。
だがこれでは、南3局の倍ツモや2位抜けに喜んでいた末原さんがまるでピエロ。
さっきまで笑顔だったのに涙目になっちゃって、ホントに末原さんはかわいそかわい過ぎて堪らない。
そんな末原さんに、赤阪郁乃が囁く。
「末原ちゃん
あの子より強くなりたい?」
うわ、怖ェ…。
何だか、某魔法少女の契約並みに嫌な予感しかしない……。
阿知賀女子は、相談した相手がかじゅたちで良かったな。
1日で劇的な変化は望めないと現実を教えながらも、練習には付き合ってくれたし。
ともあれ、第3ブロックから準決勝に進出するのは、清澄と姫松か。
清澄高校にとって、同じチームと再戦するのはこれが初めてだね。
再戦ねぇ。
清澄は弱点のあるキャラが多いから、再戦では不利なんだろうか?
もっとも、今回の咲を見ていると、姫松レベルでは足元にも及ばない気もするケド。
準決勝の注目ポイントは、漫の爆発、末原さんの強化、部長と愛宕姉の再戦。
それと、冷やし透華との対戦経験があるダヴァン、初期に伏線のあったネリーといったところかな?
清澄高校、姫松高校、臨海女子、そして最後の1校は何処になるんだろう?
『咲-Saki-』は次回で第100局目。
掲載されるのは、1号休載を挟んで、その次の8月3日発売号。
最後にもう一度。
末原さん、おめでとーーっ!!
南3局 親:宮永咲 ドラ:
前回、咲は大明槓しておきながら、王牌から持って来た嶺上牌をそのままツモ切った。
霞さんと姉帯さんがこれを槓ドラ狙いだと考える中、末原さんは一人その考えを否定。
咲には槓ドラが乗らない事に触れた上で、これは故意にツモをズラしたのだと結論付ける。
自摸筋が変わり、絶一門が崩れれば、霞さんは勿論、筒子をツモる事になる姉帯さんも手が遅くなる。
一方、咲と末原さんの手に萬子と索子が入るのは変わらないので、相対的に有利。
更に自らを凡人と評する末原さんは、咲は自分を甘く見ているのだろうと考えていた。
そんな末原さんに聴牌が入る。
高目タンピン二盃ドラドラ、安目でも平和一盃ドラドラのチャンス手。
口角を上げ、嬉しそうな表情をする末原さんが良い。
すぐに姉帯さんがを切るが、ダンラスの末原さんは一発逆転を狙ってこれを見逃し。
姉帯さんの「先負」があるせいで、槓裏一発期待のリーチが打てないのが辛い。
だが次巡、見逃しの甲斐あって、末原さんの指はを掴んでいた。
「引けたで……!!」
「ツモ!! 4000・8000!!」
タンピン二盃ドラドラに、ツモがプラスされて丁度倍満。
この倍ツモで、点数状況は、清澄:108100点、姫松:102100点、永水:102000点、宮守:87800点。
一時はダンラスだった姫松が、一気に準決勝通過ラインの2位まで浮上した。
逆に宮守はラス落ちして、姫松と14300点差、永水と14200点差になってしまった。
姉帯さんは倍ツモしないと敗退と言っているけど、2位抜け条件はハネツモ又は倍満出和了りだね。
ところで、末原さんの考え通り、咲の大明槓で霞さんの絶一門は崩れていたんだろうか?
姉帯さんがを切っていたけど、これだけではツモ切りなのか手出しなのか判別出来ない。
無理鳴き一つで崩せるものなら、霞さんの絶一門も大した事ないのだが。
南4局 親:石戸霞 ドラ:不明
インターハイ2回戦も遂に大将後半戦のオーラス。
清澄、姫松、永水の3校が和了条件なので、この1局勝負となる可能性が高い。
果たして、準決勝に進出する2校は、何処になるのか?
なんて思っていたら、
「ツモっ 400・800です!」
「えっ」
えっ。
何と、序巡にトップ目の咲が和了って、アッサリとオーラス終了。
誰の順位も変わらない和了りで、2回戦が決着してしまった。
トップ目の安和了りで終了というのは、リアルでは日常茶飯事だけど、漫画では珍しい。
咲の最終形は、小さくてよく見えないけど、50符の嶺上開花のみかな?
最終的な各校の点数は、清澄:109700点、姫松:101700点、永水:101200点、宮守:87400点。
準決勝に進出するのは清澄と姫松に決まり、永水と宮守は残念ながらこの2回戦で敗退。
「わぁぁあぁ ありがとうございましたぁぁぁ」
泣きながら「ありがとうございました」を言う、ちょー可愛い姉帯さんがちょー可愛い。
残りの六曜については、いつか語られる日が来るのだろうか?
そして、3人に翻弄されっ放しだった末原さんが、まさかの2位抜け。
おめでとーーっ!!
試合中には見られなかった、末原さんの満面の笑みが可愛過ぎる。
いや~、まさか姫松が勝つとは思わなかったというか、永水が負けるとは思わなかったな。
第3シードの永水女子は、初期から設定があったし、アニメ第25局EDにも登場してたのに。
特に、
のどっちがハッちゃんの鬼門に驚くシーンは、
原作では「なかなかの偶然ですね」で終わりなのだろうか?
それに、永水は、姫松や宮守と比べたら、圧倒的に描写不足の様な。
去年の話、神代の九面、霞さんの得意分野、敗退したというのに謎が多過ぎる。
そもそも、この巫女一族が麻雀をしているのは、何か目的があるのか、それとも単なる趣味なのか?
敗退した霞さんに、全く動じた様子がないのも気になる。
その辺の話は、次回以降に説明されるのかね?
2回戦は、咲が最後に「ぺっこりん」と頭を下げ、試合終了の礼を言って終了。
そして、個人ごとの成績は下記の様になった。
先鋒戦 片岡優希 (清澄): 99900点( - 100点) 神代小蒔 (永水):100700点( + 700点) 上重漫 (姫松): 84400点( -15600点) 小瀬川白望 (宮守):115000点( +15000点) 次鋒戦 染谷まこ (清澄):112800点( +12900点) 狩宿巴 (永水): 93100点( - 7600点) 真瀬由子 (姫松): 90600点( + 6200点) Aislinn Wishart(宮守):103500点( -11500点) 中堅戦 竹井久 (清澄): 97700点( -15100点) 滝見春 (永水): 84800点( - 8300点) 愛宕洋榎 (姫松):127500点( +36900点) ☆TOP 鹿倉胡桃 (宮守): 90000点( -13500点) 副将戦 原村和 (清澄): 99600点( + 1900点) 薄墨初美 (永水): 87100点( + 2300点) 愛宕絹恵 (姫松):127600点( + 100点) 臼沢塞 (宮守): 85700点( - 4300点) 大将戦 宮永咲 (清澄):109700点( +10100点) 石戸霞 (永水):101200点( +14100点) 末原恭子 (姫松):101700点( -25900点) ★WORST 姉帯豊音 (宮守): 87400点( + 1700点)接戦だっただけあって、大きく稼いだ選手も、大きく失点した選手も少ないね。
そんな中、唯一3万点以上稼いだ愛宕姉と、唯一2万点以上失点した末原さんが光っている。
2回戦が終了し、末原さんは姫松の控え室へ。
愛宕姉に試合途中の事を言われて、「うぅ」とか言っている末原さんが可愛い。
でも、ギリギリとはいえ、2位抜けで何とか面目は保てた形。
なのに、末原さんは素直に喜べず、考えた末に思い出してしまう。
地区大会の個人戦で、宮永咲が連続プラマイゼロを出していた事を。
そして、気付いてしまう。
咲は、前半戦+5500点で半荘獲得点数2位、後半戦+4600点で同じく半荘獲得点数2位。
「さっきの大将戦――――
前半と後半を25000点の半荘としてみた場合…」
これを一般的な25000点持ち30000点返しの麻雀で考えてみる。
まず、25000点スタートだと、咲の点数は、25000+5500=30500点、25000+4600=29600点。
麻雀では百の位を五捨六入するので、30500点は30000点、29600点も30000点。
そして、30000点返しという事で、この2つの数字から30000点を引くと……、
「2連続プラスマイナスゼロ―――!!
それでいて1位抜け…!!」
恐るべき事に、咲は2回戦を1位抜けする傍ら、密かにプラマイゼロを達成していたのだ。
これは気付かなかった……。
咲が末原さんをアシストしたのは、点数調整のためだったのか。
他3校が必死で2位抜けを狙う中、1位抜けしながら余裕のプラマイゼロだなんて格が違い過ぎる。
しかも、この2回戦、咲は靴も靴下も脱いでいない…。この意味がわかるな?
咲がどうしてプラマイゼロを解禁したのかは分からない。
だがこれでは、南3局の倍ツモや2位抜けに喜んでいた末原さんがまるでピエロ。
さっきまで笑顔だったのに涙目になっちゃって、ホントに末原さんはかわいそかわい過ぎて堪らない。
そんな末原さんに、赤阪郁乃が囁く。
「末原ちゃん
あの子より強くなりたい?」
うわ、怖ェ…。
何だか、某魔法少女の契約並みに嫌な予感しかしない……。
阿知賀女子は、相談した相手がかじゅたちで良かったな。
1日で劇的な変化は望めないと現実を教えながらも、練習には付き合ってくれたし。
ともあれ、第3ブロックから準決勝に進出するのは、清澄と姫松か。
清澄高校にとって、同じチームと再戦するのはこれが初めてだね。
再戦ねぇ。
清澄は弱点のあるキャラが多いから、再戦では不利なんだろうか?
もっとも、今回の咲を見ていると、姫松レベルでは足元にも及ばない気もするケド。
準決勝の注目ポイントは、漫の爆発、末原さんの強化、部長と愛宕姉の再戦。
それと、冷やし透華との対戦経験があるダヴァン、初期に伏線のあったネリーといったところかな?
清澄高校、姫松高校、臨海女子、そして最後の1校は何処になるんだろう?
『咲-Saki-』は次回で第100局目。
掲載されるのは、1号休載を挟んで、その次の8月3日発売号。
最後にもう一度。
末原さん、おめでとーーっ!!
なぜ天然ドS満面の笑顔咲を載せなかったんやw
姫松推しとしては嬉しい。いやどの学校も好きだしどこが勝っても文句とかないけど。
プラマイゼロの理由は次回以降明かされるんだろうか。
なんかあっけない幕切れでしたが、次につながる伏線でワクワクしっぱなしです
末原さんの完成度はまだ80%だったんや!
もう裸足にならなくても実力を出し切れるようになったのかな?
それとも本当に第一形態で圧倒したのか
倍満じゃなくて満貫出和了りじゃないの?
宮守は阿知賀編での登場がある気がするぜ
トシさんとレジェンドの繋がりはその伏線だと思う