咲 -Saki- 感想

第209局　来由


　タコスの回想。



　ダッフルのどっち可愛い。

　のどっち、清澄にした理由をタコスに言ってなかったのか。
　隠していた訳ではなく、問われれば素で答えるところがのどっちらしい（笑）。
　ま、タコスは聡いから、言われずとも分かっていただろうけど。



　忍者て。
　いや、確かに忍びは忍者だけどさ（笑）。


　タコスとのどっちが進学する、清澄高校での団体戦全国優勝。
　現実主義者らしくその難しさを指摘するのどっちを、タコスは夢がないと言って笑った。

「ふっ　のどちゃんは夢がないなぁ」



「夢　持とうぜ……！！」

　出た～、タコスの大回転大車輪！！
　県決勝でも、こうやって気合いを入れ直し、結果劣勢を跳ね除けたタコス。
　果たして、タコスはこの全国大会決勝でも、逆風に打ち勝つ事が出来るのか！？


　なお、驚いた事に、レジェンドは玄に回転直後は要警戒と伝えていたそうだ。
　考えもしなかったけど、確かに椅子ぐるぐるが能力とかのトリガーでもおかしくないよなぁ。
　勿論、単なる偶然という可能性も高いけど、前例があるのだから警戒するに越した事はない。


　また、ガイトさんはガイトさんで、気合いで手牌が良くなる人間も居ると考えているらしい。



　ガイトさんが思い浮かべた、シルエットの人物は誰なんだろう？




　南２局１本場　　親：松実玄　　ドラ：

　　ツモ　ドラ

　４巡目、玄はが重なり、タンヤオドラ３の一向聴になったが……、



　遅いんだ！？
　４巡目でタンヤオ一向聴で遅いんだ！？

　玄たちにとって、２巡目は中盤、４巡目は終盤なんだ……。
　やだこれもー。

　しかし、玄は３人を要警戒だと言うけど、その３人にとっての最警戒は玄だと思うよ（笑）。
　良いよね。こうやって互いが互いの力量を認め、最大限警戒し合っているのって。


　悩んだ上で、玄が出した結論は「勝負」！！

「お姉ちゃん…　みんな…
　２巡だけ勝負させて！！」



「２回！　ドラを引く！！」

　クロチャー、こんなに立派になって……。


　なお、ガイトさんに対して、このは現物。
　また、照に対しても、上家のガイトさんが切ったのにスルーした牌なので安全度は高い。

　一方、照もガイトさんも、玄の親を切るために点数度外視の最速で打ってるな。
　特にガイトさん、この手で２巡目で混一色を見切り、を切ったのか。
　やっぱり、一番警戒されてるの、玄じゃん。


　なお、タコスは同巡ようやく一向聴。

　　ツモ　ドラ

　一般的には十分早いが、やはり南場では他の３人に比べると一歩か二歩遅れている。

　タコスがここから切ったのは。
　普通ならの辺張を払うところだけど、肝心のは玄の手に行くからねぃ。
　がドラだから234の三色も目無しだし、ここは先の変化よりもこの瞬間の受入枚数重視か。


　次巡、玄とタコスも聴牌し、４人聴牌。
　４人でのめくり合いを制したのは、やはり玄！！
　をツモり、タンヤオツモドラ３赤２で6000は6100オール！！

　これで点数状況は、阿知賀：131500、清澄：96600、白糸台：91200、臨海：80700。
　清澄もマイナスに転落し、気付けば阿知賀女子、１人浮き状態！！



　あの回転、椅子大回転、椅子ぐるぐる、スピン。
　人によって様々な呼び方をしていたが、結果だけ見れば気合いを入れても和了れなかったタコス。
　だが、回転の効果はタコスのツモ牌に着実に現れている模様。


　次局、何かが起こる！？
　次回掲載は、次の11月15日発売号。