近代麻雀 感想

近代麻雀 2018年02月15日号


じゅうしまつ

　以前載っていた読み切りの続きか。
　死刑囚が麻雀で勝てば無罪放免となるという設定は嫌いじゃない。
　でも、肝心の内容が御粗末過ぎるんだよなぁ。


　まず、冒頭の「罪状“現住建造物等放火罪”つまり“放火殺人”」、この時点でおかしい。
　現住建造物等放火罪の構成要件に殺人は含まれず、イコール放火殺人ではない。
　犠牲者の有無に関わらず、放火の罪は放火した事それ自体に対する罪である。


　次に、



　「気づけば局もオーラス」……からの、



　「この桧山のラス親を流せれば次はオーラス」って、どっちだよ！？
　それに、「連チャン」は連続和了の事じゃないし、「ラス親」も南場の親番の事じゃねーよ。

　更に、志村は何を血迷ったか、ここから打！！
　オーラス前でトップ目、しかも敵は親でラス目だというのに、意味不明過ぎる……。


　その上、主人公のミスにより勝利した死刑囚・桧山は、



　何と無罪放免を蹴って、勝負続行！！

　いやいや、せっかく無罪になったのに、負けたら死刑だよ！？
　百歩譲って彼が麻雀狂なら分かるけど、どうして放火魔が麻雀に命賭けちゃうの！？

　……こうやって、突っ込みながら読む作品としては悪くないが。




雀荘のサエコさん

　サエコさんが描いた漫画の主人公、ピンフちゃん登場！！



　へぇ～、そういうキャラだったのか。



　酷い制約（笑）。

　しかし、能力は話が広がらないし、制約も長期連載に向かない設定だなぁ（笑）。
　流石はサエコさんの描いたアンケート最下位漫画だ。

　発展させるにしても、副露後に魔法で手牌を平和にして裏を掻くとか、他家にも能力を使える様になって役満手を平和にしてしまうとか……あれ、意外といけそうな気がして来た。
　胸が萎む設定も、牛乳を飲めば少しずつ元に戻るとか、何らかの救済措置を用意すれば良いし……。


　閑話休題。




　最大魔力は良いけど、その手でドラ５ってどういうこと！？



　おまけにサエコさんもドラドラって、この局何枚ドラあるんだよ！？




鉄鳴きの麒麟児 ～歌舞伎町制圧編～

　

　手牌をこう並べ、ポン、打で単騎に見せ掛ける……って、随分と古典的だなぁ。

　しかも、ターゲットの甘粕がたまたまと持っていて、たまたま同巡にをツモり、馬鹿正直に単騎を警戒してを切ったらたまたま和了りを逃し、ラス目の満ツモでたまたま親かぶりでラス落ちなんて、御都合主義にも程がある。

　最近は以前ほど闘牌に面白味がなく、ちょっと残念。
　そもそも、桐谷たちって、リアルでいちいち理牌してたんだ。




悪童ワルガキ

　新章開始。

　同級生・北原の家が雀荘だと知った海人は、そこで働かせてもらえるよう交渉。
　２着以内なら雇用、但しサシウマ相手の爺さんに負けたらトイレ掃除って、結果は見えてるな。

　海人のからの切りを爺さんが大袈裟に褒めているのが微笑ましい。
　そういや、主人公は中身はオッサンでも、見た目は子供だった。




バード －BLACK MARKET－



「デタラメだと思うなら電卓… いや算盤でもはじいてみるといい」

　Google先生に訊いても、やっぱり1099兆5116億2777万6千点だが……。


　まだ勝負中だというのに、「蛇」が乱入してバードの魔法を解説し始めた。



「飯粒で何でも軽く貼っておけばよいのです」

　飯粒万能説。
　いや、「飯粒でも何でも」の誤植だろうけど。

　それにしても、今ここに来たばかりの「蛇」が、どうして解説してるんだ？
　疑問に思ったが、犬童のセリフからすると、陰でコッソリ見物してたのか……（笑）。


　「蛇」に続いて、次はマッカーサーが登場。
　まだ２回戦の東３局だが、バードと王龍の勝負はこれで終わりになりそうだ。




HEROひろ　アカギの遺志を継ぐ男

　東軍は一時手役の数でリードするも、あっという間に逆転されてしまった。
　やっぱり、リーチは強いよね。




ムダヅモ無き改革 プリンセスオブジパング



　台湾代表が使用した、敵の牌を操るイカサマ（？）。



　主人公は「あんなヒドいイカサマ」なんて言ってたけど、



　そのイカサマ、昭和天皇も使ってたよね（笑）。




赤鬼哭いた

　良い話風で終わったけど、郵便物の隠匿で逮捕だろ、今回の主人公。
　それとも、自首する前に、隠匿していた郵便物を配達したのだろうか？




むこうぶち

　本人も言っているが、3000・6000スタートでトップ取り零しか。
　弱くはないハズなのに、後堂は何処か頼りない。



　そして、煽るだけで、力にはなってくれない枕神江崎ちゃん（笑）。