週刊少年ジャンプ 2018年09号 感想
約束のネバーランド
エマたちの取った電話から流れたのは、ウィリアム・ミネルヴァの遺したメッセージだった。
W・ミネルヴァは本名をジェイムズ・ラートリーといい、千年前に鬼と約束を結んだ一族の末裔。
二世界間の調停役を務めて来たが、食用児たちを不憫に思い、救いの手を差し伸べたのだそうだ。
しかし、
腹心の裏切りに遭い、W・ミネルヴァは既に故人。
人間の世界へと渡る“道”は塞がれ、GPのエレベーターは止められてしまったのだとか。
ただし、人間の世界へと渡る“道”はGPだけではなく、
GF、GB、GV、GRの4つの高級農園には、また別の“道”があるのだという。
農園の中にあるものは、食料以外は大半が人間の世界から運ばれて来たもの。
ならば、何処かにそれを運ぶ“道”があるのは当然だね。
荷物が一度本部に運ばれるのか、直接農園に運ばれるのかは、これまで分からなかったけど。
最後にW・ミネルヴァは、3つの選択肢をエマたちに与えた。
1つ目は、鬼に気付かれぬ少人数で、秘密裏に人間世界へと逃げること。
2つ目は、鬼たちとの全面戦争を起こし、“約束”を壊すこと。
3つ目は、1つ目の選択肢も2つ目の選択肢も望まないのであれば、“七つの壁”を探すこと。
……三択だけど、漫画的には実質一択だね。
話を聞き、エマはW・ミネルヴァはやっぱり味方だったと喜ぶが……今のところ何の根拠もないよね。
とゆーか、W・ミネルヴァの話が本当なら、ここの施設が手付かずなのが不自然なのだが。
でも、この作品の場合は、その辺あまり考えてなさそうだからなぁ……。
音声では全てを伝え切れないため、詳細は引き出しの中に。
ここに資料を残す余裕があるのなら、電話にメッセージを残す必要はなかった気もする。
ところで、ふと思い出したんだけど、
エマの持っているペンって、元々はシスター・クローネが拾ったものだよね。
エマの手に渡ったのは偶然なのに、どうして攻略がペン前提になっているんだろう?
そもそも、W・ミネルヴァが故人ならペンを落とした人物は誰? これが“支援者”?
HUNTER×HUNTER
連載再開。
トラブルがあったものの、クラピカは予定通りに念講座を再開。
なお、クラピカが念能力で調べてみたが、身内に犯人はいない様だ。
旅団登場。
のどっちか。
それはさておき、カキン系の3大マフィアねぇ。
名前が、シュウ、エイ、シャに、ア、イ、ウって明らかにやる気ねーな(笑)。
3つとも敵に回すも何も、旅団はヨークシン編で既に世界中のマフィアを敵に回していた気が。
クロロが堂々と天空闘技場で戦った事で、偽装死体の件も、それを作る方法もバレるだろうし。
まぁ、裏社会の人間が旅団の顔を知らない辺り、昔の設定はリセットされてそうだけど。
身長190以上あるヤツってナニ?
最初は分からなかったが、ヒソカと同じ背丈の人間を片っ端から調べるのか。
随分と気の長い方法だけど、クロロやカルトの能力で探せないのだろうか?
それにしても、ヒソカはよく分からんな。
「どこで誰と遭ってもその場で殺すまで闘る」なんて言っておいて、コソコソ隠れてんのか。
それこそ、マチの言っていた「戦う相手と場所をちゃんと選ぶ」行動だと思うんだけど。
クロロとマチ。
このシーン、最初は早い者勝ちが旅団の方針かと思ったけど、よくよく読むと分からんな。
早い者勝ちがマチの提案でも意味は通るし、どちらにしても疑問点や不自然な点が残る。
まぁ、話が進めば分かる事だから、いま結論を求める必要はないが。
え~と、今回登場しなかった旅団は、ボノレノフ、シズク、カルトの3人か。
既にヒソカに狩られているかも知れないし、逆に新メンバーが加入しているかも知れないけど。
カキン大樹。
死んだ王子はこの棺に入れられるらしい。
聖杯戦争みたいに14人死ぬ事で何かが発動しそうだね。
斉木楠雄のΨ難
今回は懐かしのキャラが再登場。
斉木も言っているが、何だこの最終回みたいなオチ(笑)。
ぼくたちは勉強ができない
今回があすみ先輩回で、次回が桐須先生回か。
イルカが咥えて行ったもう1枚の水着で予想出来たが、案の定だった。
青春!! サナエの大冒険
読み切り。
未来を予知する人形を拾った女子校生の話。
終盤で「刺さる」予言を回避するため、消しゴムにシャーペンを刺すところは良かった。
なのに、「轢かれる」予言を軽視して、自分が自動車に撥ねられるラストは微妙。
火ノ丸相撲
鬼丸国綱と数珠丸恒次②
回想で、荒木が蛍を「蛍丸」と呼んでいる……。
という事は、以前のアレは法螺ではなかったのか……。
鬼丸の新技。
それは、元・中学柔道王者との稽古で身に着けた、柔道では代表的な投げ技。
一本背負い・無刀一輪!!
230kgの巨体を豪快に投げ、鬼丸は数珠丸に快勝。
成長した新たな自分を見せ付け、見事に2年前のリベンジを果たした。
だが―――
今の鬼丸の相撲を見て、草薙はそれが「横綱相撲」と呼べるのかと疑問を抱く。
これは、なかなかに興味深い問題提起。
果たして、今の鬼丸の相撲は、自らの信念を貫いていると言えるのか?
全否定したりはしないだろうけど、相撲は特殊だからなぁ。
また、この問題は鬼丸だけでなく、草薙にも関わって来そうだね。
「大和国の相撲」を理想とするあまり、拘泥り過ぎて殻を破れずにいるとか……。
On ne fait pas d'omelette sans casser des œufs.(卵の殻を破らねばオムレツは作れない)
場面変わって、朝陽川部屋。
うわ、頭踏まれてるよ、大包平関。
四方田も鼻血流してボロボロだし。
刃皇恐ェ……。
だが、そんな刃皇の横っ面を張り、大包平関が猛る。
大包平関、熱いなぁ。
この流れで、次回は大包平こと加納さんの話か。
脇役の回想だというのに、とても楽しみな自分がいる。
青春兵器ナンバーワン
シリアスな流れから、まさかの人気投票結果発表(笑)。
謎の初代担当推しと、ゴローのブッチギリ1位には吹いた。
確かに、ゴローが登場する回は、どれもカオスで面白かったけど。
人気投票結果発表が終了し、本編は再びシリアスへ。
MAPPOの方針に反対した結果、アンヌとユウは拘束。
そして、エージには“No.01”の破壊命令が下された。
もう打ち切りは決まっているのか、ワンチャンあるのか気になるところ。
明日は猪鍋じゃ!