咲 -Saki- 感想

第190局　決勝


　dreamscapeに書かれていた通り、姫子のオーラスの和了りはこの形だった。



　リーチツモ三暗刻ドラ３裏３赤１……、あれ？
　三倍満は三倍満だけど11飜しかないな。もう１飜は海底か？
　だとしても、前回の実況はおかしいな。裏ドラ１つどころか、暗刻でモロ乗りじゃん。

　竜華が鳴かなければ、姫子は一発ツモだった。
　その場合、リーチ一発ツモ三色同刻三暗刻ドラ３裏２赤１で丁度13飜の数え役満でトップ逆転だね。
　もしも、本当に一発を消して海底を回したのなら、それは竜華にしか出来ないファインプレーだなぁ。




　５位決定戦が終わり、次はいよいよ決勝戦。



　清澄控室。
　ここで、「ありがとうね………」と口にする部長が良いね。



　キョトンとする、咲とのどっち可愛い。
　久々なのに、線画なのがちょっと残念。




　第71回全国高等学校麻雀選手権大会、団体決勝戦開始！！



　照を見詰める咲。
　咲から目を背ける照。

　麻雀を通して姉と話す。
　元々、それが咲の目的だったとはいえ、照がここまで何も話さないとは思わなかった。
　相手の本質を見抜く力を持ってなお、話すべき事が分からないというのはどういう事なんだろう？




　IH団体決勝、先鋒戦開始！！



　起家は当然タコス。
　そこから、ガイトさん、照、玄という席順となった。



　タコスは２回戦では３巡目にリーチ、準決勝では２巡目に鳴いて聴牌し和了っている。
　言われるまで意識してなかったけど、ガイトさんはよく研究しているなぁ。

　３巡目、２巡目と来れば、今度は当然１巡目！
　タコス、開幕ダブルリーチ！！



　そして、一発ツモ！！
　Ｗリータンピン一発ツモで6000オール！！


　この東１局、照はいつもの様に見に回り、対戦相手を観察していた。
　だが、照魔鏡に映ったものを視た瞬間、その表情が曇る。



　準決勝では、怜に幾度となく不可避の未来を視せた照。
　その照が、この決勝で逆に不可避の未来を目にする事となる。



「捨てる牌がない」



「ツモ！ 16100オール…！！」

　～～～～～！！
　タコス、ここでまさかの天和！！
　麻雀に於ける最速にして最高の手役！！　33万分の1の奇跡！！

　いや～、決勝を見据えて加速しているとはいえ、こう来るとは思っていなかった。
　あくまで照の連続和了を止めるための早和了りであり、守備的なものかと。
　それが、まさかまさかの天和で、東１局から大量リードを奪うとは。


　ここまでの点数状況は、清澄：166300点、白糸台：77900点、臨海：77900点、阿知賀：77900点。
　また照vs３人という構図になるかとおもいきや、タコスがダントツとは思いも掛けない展開だ。

　照もガイトさんも、このまま黙ってはいないだろうが、果たして試合はどう推移するのか？
　それと、タコスの手にドラがないところを見ると、玄のドラゴンは復活しているのかな？
　自分を基準に話すからか、手放しでは選手を褒めないすこやんが、どうコメントするかも興味深い。


　次号は休載で、次回掲載は6月16日発売号。