雑記

実験

　最近、頻繁に「電気ケトル」という商品の話を耳にする。
　すぐにお湯が沸いて便利だというので、興味を持って、ちょっと調べてみた。

　詳しくは知らないが、メーカーは「T-fal」というところが良いらしい。
　Amazonで調べてみたところ、価格も4000円前後と手頃。

　正直、買っても良いかなと思ったのだが、説明書きを読んでいて、ちょっと疑問を覚えた。
　水温・室温23℃という条件で、140ccだと沸騰まで50秒、800ccだと4分って、ホントに早いか？
　これなら、普通に沸かした方が、早い気がするんだけど……。


　そう思い、早速実験してみた。

　調べてみたところ、ウチのキッチンの室温は10℃、蛇口から出る水の温度は8.5℃。
　使用する機器は、東芝製のIHクッキングヒーター。型番はTIH-30A。

　まずは、軽量カップで140ccを量り、片手鍋に移して加熱。蓋はしない。
　すると、１回目は、約35秒で沸騰した。片手鍋とクッキングヒーターを冷やし、同じ事を繰り返す。
　結果、２回目は約33秒、３回目は37秒で、３回平均は約35秒。
　沸騰したかどうかの見定めはテキトーだが、少なくとも、50秒はかからない。

　次に、800ccで実験。水の量以外の条件は同じ。
　こっちは、面倒になって来たので、１回で済ませた。寒いし。
　結果だけ言うと、800ccの場合は、2分17秒で沸騰した。4分よりはずっと早い。


　室温10℃、水温8.5℃でこの結果だから、両方23℃にしたら、もっと早く沸騰するよね。
　使い方によっては、便利なんだろうけど、今のトコ、ウチでは要らないや。
　面白そうなものを見付けたのに残念だけど、買ってから後悔しなくて良かった。

　でも、ホントはまだ、ちょっとだけ欲しい。