週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2015年46号 感想


暗殺教室

　結局、今の渚に脇見はさせられないと、茅野ちゃんはチョコは渡せど、告白せず。
　ちょっと残念だけど、「自分を殺す」と、この作品らしい表現で締めたのは上手いね。

　また、そんな茅野ちゃんを見て、中村さんも渚への想いを胸の奥に秘めた。
　中村さんが渚を好きなのは普段の様子から見て取れたけど、カルマは気付いてなかったのか。
　茅野ちゃんが告白する手伝いまでさせちゃってるし、そういう方面は意外と鈍い？



　なお、カルマは奥田さんにチョコをもらい、自分は寺坂にチョコをあげるつもりだった様だ。



　……言い換えると、奥田さんに作らせた青酸チョコを、寺坂に仕掛けるつもりだった様だ。

　化学には疎いんだけど、それ、人が食べたら危険なヤツじゃないの？
　カルマは勿論、言われるがままに作ってしまう奥田さんも危ないな。
　まぁ、相手は寺坂だから、食べても死ぬくらいで済むのかも知れないケド。



　他の面子では、杉野くんと神崎さんのペアが笑えた。



　中村さんも言ってるけど、狂喜して体当たりを繰り返す杉野くんが怖い。
　そして、それを微笑んで見ている神崎さんは、杉野くん以上に怖い。




食戟のソーマ

　えりなが極星寮へ。
　ポジティブな寮生が相手だと、えりなの性格が嫌味にならなくて良いね。
　薙切薊が登場してから、面白くなって来た。




左門くんはサモナー

　新キャラ、地獄の総監督官にして少将、そして「左門召介被害者の会」会長、ネビロス登場。

　天使ヶ原さんの前に、突如として現れたネビロス。
　その目的は、何と左門くんの魔の手から、天使ヶ原さんを守る事だった。



　そうか。
　悪党の左門くんと対比すると、悪魔が正義側になってしまうのか……。


　左門くんの悪行を罰するため、ネビロスによって裁判が始められた。



　被害者の会の中に混じっているベヒモス先輩には笑った。
　前回のアレは、確かに理不尽だったと思う。


　さて、左門くんの罪に関して被害者たちの意見は一致していたものの、



　与える罰について折り合いが付かず、被害者の会は分裂状態に。

　昔から疑問なんだけど、仏教の設定では死んだら六道輪廻するんだよね？
　その割に、日本ではお盆の様な祖霊信仰が根強く残っているけど、どうやって折り合い付けてんの？
　まぁ、ハロウィンに参加するキリスト教徒もいるし、気にしたものでもないんだろうけど。


　閑話休題。


　グダグダになった裁判は、左門くんとネビロスの決闘という「少年誌ジャンプ」方式で決着を付ける事に。
　左門くん本人に戦闘力はないだろうから、召喚術の勝負という形になるのかね？
　あと、「左目の視力」が云々言ってたけど、もしかして右目の方は見えてないの？




斉木楠雄のΨ難

　今回は、相変わらず「運命の相手」を探している相卜さんの話。





　夢原さんを間一髪で救出する斉木は格好良かったけど、おかげでバレちゃった。
　鳥束といい、能力者相手には隠し切れない運命なのかね？

　さて、相卜さんが真実を知って、どうなるのか楽しみ。




火ノ丸相撲

　沙田美月。



　潮の「百千夜叉墜」を最後まで堪えようとし、沙田は右肩を負傷してしまっていた。
　まさか、沙田の方が負傷し、個人戦に出られないとは予想外。



　もっとも、怪我の有無に関わらず、沙田は個人戦に出るつもりはなかったらしい。
　全てを懸けた「負けられない戦い」に負け、相撲をやめる気でいた沙田。

　そんな沙田に対し、



　「石高相撲部に尽くせ」と告げる金盛主将は男前だね。

　一度背負うと言った以上、自分一人の都合で放り出す事は許されない。
　それを悟って、金盛主将の言葉に頷く沙田が良かった。

　どうなるかと思ったけど、金盛主将や真田さんのおかげで丸く収まったね。
　でも、個人戦にも出られないとあっては、沙田のＩＨはここで終了か。



　潮火ノ丸。



　一方、潮の右腕は軽傷で済み、個人戦にも出られるそうだ。
　もっとも、今は問題なくても、個人戦を勝ち上がる内に悪化する可能性はあるが。
　レイナも言ってたけど、団体戦の直後に個人戦って、どんなヘビースケジュールだよ。



　國崎千比路。

　沙田が棄権した以上、個人戦は潮の独壇場。
　部長たちがそう楽観視する一方で、



　打倒潮に闘志を燃やしていたのが、チームメイトにしてレスリング王者、國崎千比路。



　そんなチヒロの闘志を、潮は真っ向から受け止め、個人戦開始！！




　こうして支え合った…



　「最高の仲間達」も… 半刻後には



　「最大の敵」となる―――

　ラストのこのナレーションが良いね。
　ホント、この作品は出し惜しみがなくて、毎回ワクワクする。


　しかし、２回戦で当たるという事は、潮とチヒロはどちらか片方しか全国に行けないの？
　気になって大会実施要項を調べてみたところ、「個人戦は、各都道府県予選個人優勝者と各都道府県高等学校体育連盟相撲専門部において推薦する優秀選手２名、計３名とする。」とあった。
　なので、可能性がない訳じゃないけど、今年の千葉県ではフツーに１位～３位が選ばれた様だ。

　そうなると、全国大会出場の本命は、潮、金盛主将、小関部長。
　対抗が、チヒロ、真田さん、荒木、ユーマ、大河内くんといったところかな？

　まぁ、上でも書いた様に、潮の怪我が悪化する可能性もあるから一概には言えないけど。
　そもそも、「大した事ない」という話自体、皆に気遣わせないための嘘かも知れないし。