こんにちは!先週外国人介護職員確保の為、フィリピンセブ島に
行ってきました。
成田からマニラ空港まではおおよそ時間通りに飛行機が飛んだのですが、マニラ
からセブ島までの飛行機は約3時間近くも遅延しました。搭乗予定の方達はほとんど
フィリピンの方達でしたが、皆さん全く動じません・・・。現地ではよくある事のようです・・
夜、ホテルにつきましたが、ホテルの敷地に入る前に銃を所持しているセキュリティー
による検問、さらにはホテルの入り口前にて同じく銃を所持しているセキュリティー
による金属探知機による検問があります。日本人は割と簡単に中に入れます。
街の様子も日本と比べ薄暗く、現地の人でごった返しているような状態で、夜間、一人
で日本人が出歩くのは難しい状況でした。ちなみにセブ島と聞くとリゾートとというイメージ
がありますが、リゾートはほんの一部、しかも空港があるマクタン島の一部がリゾート地
になっており、それ以外は普通に現地の方が暮らす町並みです。
一夜明けて、滞在先ホテルでのフィリピン人雇用の研修会に参加しました。
私も知らなかったのですが、日系人又は日系人の母親等は日本へのビザも取得
し易いようです。また、EPAとは異なり在留資格は定住者(仕事の種類は問わない)
在留期間は上限なし、面接可能、日本での介護施設での人員配置基準の対象になる
等、かなり現地のフィリピン人よりも日本に来やすく、仕事もし易い事がわかりました。
研修会では新日系人ネットワーク理事長 岡 昭 さん(天皇陛下より旭日賞を受けた方)
も参加して下さり、意見交換を行いました。
日本語学校の授業風景です。この方たちは補習を受けている生徒さんでした。
皆さん、日本での介護施設就業を希望しています。3~4か月かけて徹底的に日本語
と介護技術の習得に努めます。
生徒さん達は皆、フィリピンの色々な場所から来ており、寮にて集団生活を行っています。
ちなみに、一言でフィリピンといっても7000からの島々から構成されており、様々な人種
のフィリピン人がいます。
こちらの皆さんが今日面接を受けるフィリピンの皆さんです。
皆さん、熱心でした。中には私が帰国してから施設に電話してきた方もいました。
この方達以外にも面接を行いました。日本語のスキルは高い方と低い方で分かれますが日本に
来たいとう気持ちは皆さん非常に高いです。
これは、フィリピンの現状が反映しています。フィリピンでは働きたくても仕事がありません。
仕事が無いので、一族(20人~40人単位)の中から海外にて働ける人材を輩出し、海外に
行った方が仕送りをして一族を養うのだそうです。
フィリピンでの給与水準は良くても月収日本円で15,000円~20,000円くらいです。だから、
日本で働き、10,000円でも20,000円でも仕送りをする事で一族が食べていけるようです。
また、人口構造も完全なピラミッド型であり、毎年200万人の人口が自然に増えています。
人口は既に1億人を超えており、あと数年で日本の人口を超える事は間違いありません。
労働力不足の日本では考えられない事ですね。
さて、次回は現地の老人ホームやセブドクターズ大学視察についてアップしますので、楽しみに
していてください。
介護職員としての労働力に期待したいと思います!!