読み聞かせの会「お話しどんぐり」

「定例会」報告をいたします。

T.ライブラリアンからの便り<3月>。

2007-03-01 22:45:31 | 図書館
皆様こんにちは、平成18年度も最終月になりました。年度末の忙しい時期を迎え、慌ただしく過ごしています。
議会や図書館協議会への対応と資料作りに追われる毎日です。
因みに、今週の予定は、明日「文学講座:井原西鶴を読む」と「国際政治経済学入門講座」があります。
明後日は、本のリサイクル市が始まり、またエレベータ設置の稼働式があります。(やっと設置されました。)
本のリサイクルは毎年、曝書の後に行う不用本の払い出しのことで、無料で市民に配布します。
開架書架も閉架書架も本で溢れているため、置ききれなくなった本を毎年入っただけ捨てる状況です。
場所があったら残して置きたい物も数多いですが、書架を増やす余裕がないのでしょうがないです。
今年は主催事業に社会科学系の講座を設けようと思い、始めるのが国際政治経済学です。
富の分配や貧困の原因、ODAの現実や日本の国際的な役割などを2回にわたり、早稲田大学の先生に
お願いして行います。文学講座は、古典、近世、現代と連続して行ううちの一つで、江戸時代に焦点を
当てたものです。現代は「川端康成」を月末に行う予定です。
来年度はもっともっと幅広く、ビジネス支援を目的に、会社法と起業、私達の暮らしと金融などを社会科学系
の講座として考えています。また、芸術分野やスポーツ分野の講座を設けてもいいかなとも考えています。
同じ市役所の中で、生涯学習課、文化課、スポーツ振興課、公民館、文化会館などと事業が重なる分野も
でてくると思いますが、生活全般に図書館を生きづかせるためには、いろいろな講座をやる意味もあると思っています。
さて、今読んでいる本は、有川浩さんの「クジラの彼」と薄井ゆうじさんの「爺爺ライダー」です。
前者は「野生時代」に連作で掲載された自衛官が主人公の短編です。男性社会の極致ともいえる自衛隊を女性の
作家が書くとこうなるかと思いながら読んでいます。後者は私と同年代の作家のノスタルジックな、ユニークな好書です。
何故、2冊を同時に読んでいるかというと、我が家では一階で読む本と2階で読む本を分けているからです。
一階は居間、2階は寝室ですので、比較的2階で読む本の方が軽い読み物が多いです。
今回は2冊とも軽めの本ですが・・・。