手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

部屋の特性を測ってみる

2012年03月07日 23時20分04秒 | PC_Audio

 2週間ほど前から、部屋で音楽を聴くと左耳に妙な感じがしていた。 耳鳴りではなく、何というか飽和した感じだ。

あまり広くない会場で 全開のROCKのライブを聴いた後に似たような感じでもあった。

それも、左耳だけで、そして低域で違和感があった。 でも普通、耳鳴りは高音で感じるのが普通だと思うので少々気持ちが悪かった。 高い音の耳鳴りは疲れたときなどにしょっちゅうあるので気にならない。  で、それを感じたのは、部屋で少し大きめの音を出したときだった。 左耳が低い音に対して感度が上がった感じとでも言えばいいだろうか。 原因は、よくわからなかったが、どうも部屋が特定の音域で共鳴しているようだ。 以前からウーファの音域については、左右でアンバランスを感じてはいたが、、、。 最近、システムをいじったことと言えば、久しぶりにマルチ・アンプ方式で鳴らしてみたことだ。 そのとき、ウーファの高い方のカットを800Hzと600Hzとで聴き比べてみた。 ちょっと音が歪っぽい感じもしたが、600Hzの方が、ピアノの音がクリアに浮かび上がる 感じがした。 ということで、LCネットワークも600Hzに変更し、JBLの375は以下の設定に変更した。 (1)高い音域をコイルだけで-6dB/oct だったのを    -12dB/octに変更し、クロス周波数を下げて6khzに変更。 (2)6khzから上は、JBLのLE85に受け持たせる。 (3)JBLの077は、コンデンサ 0.5μFで切り、LE85とパラにしてスーパー・ツィターとした。 この変更のせいかなのかどうか、このタイミングで 低域にピークがある 妙なバランスの 音になってしまった。このときは体調不良で耳がおかしいからだと思っていた。 数日後、その耳鳴りもおさまったので、この際だから部屋やスピーカーの音響特性を 測ってみようという気になった。以前、ダブル・ウーファに興味があった頃にも 測定していたが、今回は、Myspeakerというソフトを使ってみた。 私の部屋は、ごらんの通りの散らかり様で、他人様に見せるような状態ではないが、 参考までに。  幸いというか、別の用途のために持っている M-Audioのコンデンサマイクと ミキサーが多いに役に立った。デジタル処理のインターフェイスは手持ちの M-audioの fire-Wire 410 だ。

まず、ウーファの裸の特性を測ってみた。実は、ウーファのGauss5831は、初期ロットの並行輸入ものと 後期(販売終了前)のOptonicaバージョンという変則の組み合わせだ。 なので、両方を測ってみた。ただし、マイクの位置が違っていたので、少々、大ざっぱなデータ となったが、傾向はわかるかと思う。 (1)5831 初期ロットの周波数特性

(2)後期ロット

この結果をどう判断するかは、むづかしいが、まあ 似たような特性かなと思う。 (3)普段、聴いている位置での特性

これを観ると、70Hzが大きくデッップしているのが良くわかる。以前、測ったときは、これほど よくできたソフトがなかったので、50Hzあたりがデッップしているのがわかる程度だった。 この原因は、netなどを調べると洋室の8畳間でよる見られる 定在波の影響らしい。  

これに似た測定結果が以下のサイトにあった。

石井式リスニングルーム研究というHP

参考にはなったが、私の場合、今のレイアウトを変えるのは、ちょっとむづかしい。

今回の測定で、低音の処理がやっかいなのを再認識した。

 

 

 

 


サン・バレーの駆動モーター

2011年10月09日 23時25分07秒 | PC_Audio
サンバレーに注文した SV-1用の駆動モーターユニットが1昨日の夕方には届いた。
早い!! 6日に入金したのに、8日には届いた。

 回転数が合わせられるかということと、回転の安定度が気になっていたので、
すぐに、セッティングに取り掛かった。

ターンテーブルのベースがケヤキの集成材で、厚さが11cmあり、インシュレータの高さが
10cmもあるので、モーターを置く台は10cmよりも高くないといけない。
ということで、手持ちのケヤキの端材を見つけてきて取りあえず両面テープで張り合わせて
なんとか10cm強の高さを確保できた。



まずは、付属のゴムベルトでMicroのターンテーブルで回転数のズレがどれ位かを見ることに
した。
 ところが、ベルトの長さが少々、短いためキャビネットにモーターがくっつく程に
近づけたが、結構ベルトのテンションが強い。モーターがターンテーブル側に引っ張られ
ちょっと左側を押すとモーターが右へ傾いてしまう。
でも、なんとか回転調整のストロボを見て、回転を合わせてみた。
 注文のときに、「Microのターンテーブルに使うが回転は合わせられるだろうか」と聞いた
ところ、「数名の方に販売しています」ということだったので大丈夫だろうと判断はしてい
た。
 調整用のVRを回して行くと、ストロボが同期した。

レコードを聴いてみた。ウーン なんだか、音がおとなしくなった感じだ。

やっぱり糸に変えようということで、まづ今まで使っていた ケプラー(釣り糸の3号)の
二重にしたのをセットしてみた。

プーリーの径が、これまでの三分の一になったせいか、糸の繋ぎ目のノイズがかなり出る。
モーターのボディを触ると、それが解るくらいだ。ゴツンとくる。再生音にも出て来る。

ということで、これはまづいと、カーボン糸(釣り用で、1号)の三重にしたものを
急遽作ってセットした。

 これは、なんとなく良さそうだ。回転も合った。音も今までより、気分的に安定した
ような気になった。

 あと気になるのは、モーターユニットが軽いことか。



2Kgちょっとなので、もうちょっとウェイトをかけてやるのがいいかも知れない。
さて、それをどう実現するかが、悩ましい。

近況、レコード・プレイヤーの手直し

2011年10月07日 00時05分36秒 | PC_Audio
 金田式EQアンプ、いわゆるNo.128のkontonさんVer.6がなかなかいいので、
このところレコードを聴くことが多い。
 プレーヤは、かれこれ10年ほど前に調達した Microの5000番シリーズの
砲金ターンテーブルを 素材がケプラーの釣り用の糸を使ってドライブしている。
 その駆動モーターは、壊れたTEACの2TR38から取ったDCサーボモーターを
使っていた。サーボ回路は、ジャンクのMICROのBL-77から取った基板を使っていた。
BL-77についていたDC FGサーボモーターは、実にちゃちだった。
その基板を、5倍くらい大きなTEACのモーターの制御に使ったので、制御用の
ICにかなり無理がかかっていたのだろう。
 ICが結構熱くなっているのは、わかっていたが、対策を採らずにきたのが
悪かったのだろう、数ヶ月前に ついに壊れてしまった。

 ということで、FG制御のサーボ回路を新たに作るの技量もないので、
とりあえずDCモーターなので、電圧で回転数が決まるはずなので、
安定化電源を作って駆動してみた。手持ちの3端子REG ICを使ってみた。
 暫くするとかなり熱を持つ。やはりモーターが大きいので、結構
電流が流れるのだろう。その熱のせいで、時間が経つと電圧が変化するようで
ターンテーブルの回転も動く。

ということで、安定化電源を強化するかどうか、この数日悩んでいたが、
真空管アンプのキットを販売している サンバレーに問い合わせたら
ベルト・ドライブ用の駆動モーターを単独でも、販売してくれることが
わかった。DCモーターを使用したものらしい。サーボ制御はしていないらしい。
 が、見た目も どこかの海外製プレーヤの外観に似ているので、
見た目の悪い自作よりもマシだろうと思い、注文した。
 今週末までには、届くとのこと。
 久しぶりに、新しい ハードウェアが来る。
  つぎは、金田式 電流伝送EQアンプに取り掛からねば。


ギターアンプの修理 その3

2011年08月23日 23時47分29秒 | PC_Audio
 先週の木曜日から3日間、東京へ行った。
身内のお祝い事が1日だけ入っているだけで、あとは自由だったので、
まずは、秋葉原へ行った。
 目的は、3っつ。
 ・ギターアンプの故障の原因は、カップリング・コンデンサと
  判明したので、それの調達。
 ・MJで話題の、金田氏の電流伝送型 EQアンプのためのパーツ調達。
 ・懸案の DAコンバータのためのパーツ調達。

一番目のは、耐圧400V 0.047μFのフィルムコンがパンクしていたので、
代替品として、東一電機の スプラグTypeが第一候補で、たぶん
クラッシック・コンポーネンツに在るだろうと予想。

EQとDACのパーツは大半が、抵抗とコンデンサで、ニッコームとニッセイの
APSだ。若松通商と、ラジオデパートのどこかで揃うだろうと、予想。

あいにくの大雨で、梃子摺ったが、なんとか調達。
クラッシック・コンポーネンツでは、ついでにヘタっていた出力管の
6L6GCペアを調達することに。
中国製は安かったが、
「ギターアンプは、最大定格で使うので、頑丈なのがいい」
と言ったら
店の人が、「だったら中国製は止めたほうがいい」とのアドバイス。
ロシア製EHブランドを1ペア購入。
ついでに、12BH7A、6U8A、1619も買う。

DACとDCアンプの位相補正用のSEコンは、高いので止めて、
海神無線で、NTK(?)のディップマイカで代用。
胴箔スチロールコンも見かけたので、EQ用の値のものを購入。

 とりあえず、すぐに使うのは、ギターアンプの補修用の物だけかな。

EQアンプは、評判が良さそうなので、そのうちに作ってみたい。
DACは面倒なので、もう少し(?)先になりそうだ。




ギターアンプの修理 その2

2011年08月12日 10時21分13秒 | PC_Audio
 この2日ほど、夕方からアンプの基板とにらめっこ。
ほぼプリント基板のパターンは把握できた。
 1昨日は、出力段の6L6GCを 手持ちの東芝製と交換。カソード電流が
40mA程度で、2本とも落ち着いた。もともと付いていた球は RCA製だ。
買ってから実質5-6年しかまともに使ってないとはいえ、製造されてから
30数年も経っているので、エミ減はあるだろう。他のアンプから取った
6L6GCもあるので、当分は心配いらない。

 で、6L6の第1グリッドに繋がる発振止めの抵抗1.5KΩが怪しかったので
それを交換。電源投入時に出ていたガリガリというノイズは消えたようだ。
ギターをつないで音を出してみると、音は出るものの、何か変だ。
VRを上げても音が小さい。2弦のハイポジション以上あたりが歪んでいる。
6弦をガツンと弾くと接触不良が直ったみたいに、デカイ音が断片的に出る。
どこかの抵抗が接触不良を起こしているのかも知れない。
 ちょっと時間がかかりそうだ。