手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

MCヘッドアンプ 試作 その後

2010年04月14日 00時07分58秒 | PC_Audio
1石によるゼロバイアス方式のヘッドアンプについて、
忘れないうちに、要点のみ記しておこう。



・負荷抵抗を 820Ωから 1.2kに変更。
・ゲインは約3.6倍にアップしたが、心なしか歪みっぽさを感じた。
・それで電圧を12Vから16Vにアップ。
・残留ノイズは、Satri-ICを使ったものより、少しだけ大きい程度。

・肝心の音は、解像度が上がったようだ。が、音が綺麗になったと
 いうか、細くなった感じ。Satri-ICとも違う音。
・ヘッドアンプを用いない、球だけのときは、空気感というか
 空間を雰囲気が満たしている感じだったが、それがなくなり
 クリアになった。MJの80年頃の記事に 石のシングルは
 球のシングルアンプに通じるものがある、というような
 ことが書いてあったが、そういわれてみると そうかもな
 と思った。

私も、それなりに球のシングルアンプを試作したことがあるが
どうも、低音が細くて、私向きでなくて、いつもppアンプに
行き着いてしまっていた。今回もどうやら、それと同様のようだ。
ということで、目下、電源をAC整流のものでも実用になるのか
試すため、電源部を製作中。
併せて、上下対称型というか、NchのFETとPchのFETによる
ゼロバイアスの回路を検討中。
 石は、ゲインをK30と同じ程度とするため
K246BL と J103BLの組み合わせの予定。

それから、最後に今回の1石によるゼロバイアス方式のヘッドアンプを
作っての体験をひとつ。

それは、電池の+側から基板へいく配線コードを叩くと、その振動音が
SPから出たことには、驚いた。+側と-側との間にいれている
330μFのケミコンでは、吸収しきれないということだろうか。
ということもあり、電源回路を試作し、三端子Regを使うと解消されるのかを
検証しようと考えている。


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