手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

MCヘッドアンプ と 三端子Reg

2010年04月19日 22時51分09秒 | PC_Audio
 FETのシングル(2SK30A)によるゼロ・バイアスのMC用
ヘッド・アンプは、思ったよりもいい結果ではあったが、
少し線の細い音に聴こえた。それを解消するには、たぶん
ゼロ・バイアスを継承することを前提にした
PPしかないと思った。で、倉庫から'79年から'80年あたりの
MJを探した。昔は、結構、その手の記事が載っていた。
金田氏も、もちろん発表しているが、それは、当然の
ことながら ステップ・アップトランスに代わるものと
してのアンプなので、ゲインが20dBとなっていたと思う。
 今回の計画は、ゲインは2-3位を狙っているので
これはパスせざるを得ない。が、他の記事も当然のことながら
20dBとなっている。
 が、'80年の12月号に佐波 俊一さんという方が、ゼロ・バイアスに
近い回路を発表されていた。
ただし、FETが2SK163と2SJ44の組み合わせということで、
残念ながら、この手のFETは、入手不可能だ。
構成は、後段に2SD756と2SB716のエミッタ・フォロアを配した構成と
なっている。電源もシンプルだ。
 これも、当然、ゲインは20dBで設計してあるので、私の場合は
石を変えてgmの低いものにして、ゲインを下げることにした。
手持ちで思い浮かぶのは、2SK246と2SJ103だ。
 これで、とりあえず組んでみた。電源は、三端子reg。
出来上がり、電源を入れ、出力を金田式WE403AのEQアンプに
つなぐ。VRを上げると、いきなりすごいノイズ。
WE403Aに直に繋いだときよりも大きい。
 一体これは、何だろうと一瞬、疲れがドッときた。
落ち着いて考えると、今回は電源が、AC電源である。
きっとそれのせいだと思い、三端子Regを一段だったのを
二段構成とした。が、結果は同じ。ゲインが4倍ほどあったので
負荷抵抗を半分にしてみたが、結果は殆ど変化なし。
 ということで、電源の供給を電池に変えてみた。
が、なんと、これでもノイズは減らない。
 では、と思い 三端子Regをパスしてみたら、ほぼ解決。
これまで、結構、三端子Regを重宝して、ラインアンプに
DACに、EQアンプに、メインアンプにと使ってきたが
これは、考えものだ。
ミリバルで測ると、0.05V(0.05mVの間違い)くらいのノイズが乗るみたいだ。
 ということで、音、以前に電源をなんとかしないと
今回の計画は無意味だ。

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