手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

6384ppを作る その3

2013年01月29日 23時53分54秒 | 真空管アンプ

  昨日の音に気を良くして、今日の夕方、低音の出方を最終的にチェックするため
こういうときによく使う 今井美樹の「PRIDE」を鳴らしてみた。
音量を上げて 床からベースとバスドラの音が伝わってくる位まで上げていった。
すると低域が歪っぽくなってきた。ウーファーが過大入力でおかしくなったような音が
ときどき出る。まさかと思い、金田式DCアンプに替えてみる。ちゃんとドスの効いた低音が
出ている。
 ということは、6384ppが意外に早くクリップしている可能性がある。P-K分割型の位相反転回路は
安易に使うとここでクリップすることがあり、結果として出力が思ったほど取り出せない。
過去、そういうことがあったので、ちゃんと出力を測ることにした。
せっかくなので、オシロも引っ張り出した。

その結果、初段はゲインは約110倍とれていた。入力0.5Vくらいまではほぼ直線的に出力が出た。
位相反転を通した、6384のグリッドで測ると 入力0.4Vまでしか直線性は得られなかった。
が、そのときの電圧は46Vなので、ドライブ電圧としては十分だと思える。

SP端子にダミー抵抗を入れて出力を見ると、4Ω端子で 18W。予想したよりもかなり小さい。
これでは、CONTOUR1.8の能率88dBに対しては 少々、苦しい。

ということで、6384の音の良さは確認できたが、こと能率の低いSPに対しては非力だった。
となると、KT-88クラスの球があるといいのだが、先日、もうこの手の球は使うことはないだろうと
処分してしまった。もちろん、GEC製などではなくて中国製だったが。

なので、ここは製作例も多い EL-34ppが候補になるかな。UL接続で40Wは出そうだ。
出力トランスは、EL-34のために開発されたという マグネクエストのが遊んでいる。
それにしても、DYNAUDIOのCONTOUR1.8というのは 手強いスピーカーではある。

 


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